醤油ラーメン 対決 後編        麺王伝説第七話 | よねブロ

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ヤフブロからの引越しです。

前回までの麺王伝説

最強のライバルであるメンシロウと引き分けた麺王であったが、その傷を癒している間に南斗最強の男サウザーが勢力を拡げていた。

サウザーを倒すべく聖帝飯店に向かった麺王であったが・・・





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サウザー 「さあ、いつでも麺を繰り出すがいい!」
 


麺王   「貴様! 下ごしらえはせぬのか?」




サウザー 「帝王の麺に下準備など不要! ただ湯を沸かすのみ!」

     「そちらが来ぬのなら、俺から行くぞ!」



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サウザー 「南斗マルちゃん聖麺っ!」

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サウザー 「見るがいい! これが俺の麺だ!」



麺王   「なっ? これは素ラーメン!?」




サウザー 「帝王の麺に具など不要!」

     「俺は一片のネギ、一粒のコショウすら許さぬ!」





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麺王   「ぬうぅ、サウザー、恐ろしい男よ」

     「茹で時間、湯の量ともに微塵の狂いも無い!」

     



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麺王   「ならば、こちらはコレだ!」




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サウザー 「き、貴様~、なぜ、ラ王を使わぬ?」

     「この俺のノンフライ麺に、 
       今更、こんなフライ麺で勝てるとでも思っておるのか?」




麺王   「フッ、笑止!」

     「この麺王、ノンフライ麺など、とうに極めておるわ!」

     「一周回ってのチャルメラ!」

     「貴様になら解るであろう? この意味が!」




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サウザー 「なんだ、このクタクタの野菜は?」

     「この俺を愚弄するのか?」




麺王   「サウザーよ、よく味わうがいい」

     「その野菜こそ、前日のしゃぶしゃぶの残り物」
     
     「見た目は悪いが肉の旨味を吸って、最高の具となっておるわ~」





サウザー 「こ、この味は・・・」


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サウザー 「フッ、この一杯・・・
           幼き日に麺を志した頃の気持ちを思い出させてくれたわ」

     「産地偽装はもうやめだ!」

     「明日からは俺自身で農家を周り、最高の具材を仕入れてくれるわ!」




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麺王   「さすがはサウザー、我が麺の意を解したか」

     「ここに、我が最強の敵がまたひとり!」