
麺王 「ユリアよ! 顔色が優れぬようだが、どうかしたのか?」

ユリア 「なんか最近、カレー多くない?」
「桜も咲いたことだし、春らしいものが食べたいわ」
麺王 「むうぅ、春らしいものか・・・」
ユリア 「だいたい、あんた季節感無さすぎじゃない?」
「真冬に冷やし中華は食べるし、年中Tシャツ一枚だし」
「あ、あと、スタバでアイスコーヒーのLって叫ぶのやめてよね!」
「マックかっつーの!」

麺王 「ええい!みなまで言うな!」
「麺王、春の麺まつり開催だ~!」

ユリア 「麺つゆで味付けしたうどんと菜の花の苦味がよく合うわ」
「煎り卵に鰹節も美味しい~」

ユリア 「ホワイトソースじゃなく、牛乳とチーズでスープ状にしたのね」
「黒胡椒が効いてて、これは間違いない味ね」

ユリア 「菜の花の次はアスパラね」
「蕎麦のダシで食べるアスパラベーコンって最高~」

ユリア 「ベーコンの脂が混ざったダシで蕎麦もさらに美味しくなってるわ」
「どれも、美味しかったわ~」
「やれば、できるじゃない!」
麺王 「フッ、当然だ」
「なぜなら、俺は麺王!」
「あらゆる麺の頂点に立つ男!」

ユリア 「頭の中もお花畑みたいね、あんた」
麺王 「・・・・・・・」
※ この物語はフィクションです。
実在の人物とは一切関係ありません。
実在の人物とは一切関係ありません。