二千年の歴史を刻み受け継がれてきた、恐るべき麺技があった。その名を北斗神麺!
天空に連なる七つの星の下、一子相伝の北斗神麺を巡って悲劇は繰り返される。


麺王 「メンシロウよ、その甘い性格でよく今日まで生き延びてきた」
「それだけは褒めてやろう」

メンシロウ 「言いたいことは、それだけか!」
「貴様の覇道もここまでだ」
「北斗の掟は俺が守る!」

メンシロウ 「北斗神麺奥義 行列和歌山ぁ~!」
「あたたたたたたたた、おあたぁ~っ!

麺王 「ぬうぅ、この気迫っ!」
「昔のメンシロウではないな・・・」
「どうやら、俺も本気を出さねばならぬようだな」

麺王 「北斗神麺奥義 行列札幌ぉぉ~!」
「むうぅぅぅん!」

メンシロウ 「この巨大なオーラ!」
「かつての麺王をはるかに上回っている・・・」

両者の心・技・麺は互角であった。
??? 「二人とも、そこまでだ!」

麺王 「き、貴様はトキ!?」
メンシロウ 「に、兄さん!?」
トキ 「両者とも、手を引くのだ!」
「二人とも、もはや箸を握る力も残っておるまい・・・」
「麺王よ、あなたも相打ちは望むまい」

麺王 「フッ・・強くなったな・・・メンシロウ」

メンシロウ 「昔のあなたなら倒せていた・・・」

麺王 「いいだろう」
「今は去ろう・・・」

麺王 「だが、忘れるな!」
「俺は麺王!」
「天を握る男!」
「次に会った時は、その命、無いものと思うがいい!」

麺王 「さらばだ! メンシロウ!」
※今日はシリアスです。オチとか無いです。