ヨラーのブログ

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世界最終予選が終わって

バレーボール世界最終予選。終了しました。
ご存知の通り、全日本男子は、五輪出場が叶いませんでした。

なぜ、リオ五輪に届かなかったのか?
その理由を追求している記事がいくらか出ていますね。
それらの記事と共に振り返ってみましょう。

バレーボールファンにはお馴染み、フリーライターの田中夕子さんが手掛けた記事です。
日本男子バレーに必要な本気の改革露呈した層の薄さ、対応力不足 - スポーツナビ

最初の山場だった2試合目の中国戦では、日本のブロック戦略が対策された事で動揺が生じて敗れ、これがチームにとって大きなダメージだったとの事。次以降の国にも対策され、日本はなすすべなかった。また、層が薄く選手の替えが効かなかった事も指摘しています。

次に、米虫紀子さんが手掛けた記事。
貫けなかったサーブと守備システム。男子バレー、本当は勝ち筋があった!? - リオオリンピック(リオ五輪) - Number Web - ナンバー

タイトルの通り、サーブと守備システムについて書かれています。

この記事の中で特に気になったのが、豊田合成トレフェルサのクリスティアンソン・アンデッシュ監督のコメントで、「(日本は相手が世界でもリードブロックで戦えると思うか?)そうは思わない。1つのシステムだけではなく、相手や状況に応じたたくさんの、たくさんのブロックシステムを組み合わせなければならない」と言うところだ。
アンデッシュ監督といえば、なかなかV・プレミアリーグ上位進出が叶わなかった豊田合成の監督に就任し、着実に強化を重ねて3年でチーム初優勝を果たした名将だ。

世界相手でもリードブロックを中心としサーブで崩しつつ相手の攻撃に慣れながら対応していくやり方がスタンダードだと思っていただけに、衝撃的な見解でした。ただ、名将アンデッシュ監督がリードブロックで世界と戦っていく事を推奨しないのには、それなりの理由があるのだと思います。日本のリードブロックでは世界の攻撃を制御するのが困難だと言う事なのでしょうか?
また、1つではなくたくさんのブロックシステムが必要だと話されています。相手に対策されないように、ブロックもいくつかのパターンを準備しておかないとならないと言う事ですね。

また、フォローやつなぎの基本的なミスが多かったと書かれていますが、これは全日本にとって非常に重要な技術なのではないでしょうか?ポーランド代表は、結果が出てないセットでも、このような基本技術はしっかり洗練されてますよ。日本は、ポーランドのそのような特徴を見習う必要があると思います。

最後に、元全日本男子オポジットの山本隆弘さんが解説をしている記事。
男子バレー、再建を託す次期監督は外国人監督がベストか? | THE PAGE

「サーブの再強化」、「戦術の徹底」、「オポジットの育成」、「大型セッターの発掘」、「高校以下の底辺の環境作り」の5つのテーマを提言し、話を進めています。また、監督は、緻密な戦術、戦略を持っていて実行のできる外国人が良いのではと話していますね。

最終予選の振り返りをまとめてみますと、まずは、全日本のチームをどのような方向に進めて行きたいのか、そのために重要なものは何になるのかなどを洗い出し、強化計画をしっかり立て、必要なものをしっかり準備する。そう考えると、もう4年後なので、今からでも準備を始めていかないといけないですね。
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