PRライター ミエです。
私は最近こそセミナーをやってますが、元々、人前で話すのは苦手です。滑舌も悪いし。
広報時代は記者会見の司会もやったりしてましたが、それは、影の進行役にすぎません。
主役は別の人だからOKなのです。
私は、表舞台に立つ人たちが話すための資料を作ったり、「会見中は、このポイントを押さえてください」とか「服はこういう感じがいいです」と伝えるのが好きなのです。
そして彼らが注目を集めると、「やった!!」と、この上ないよろこびを感じます。
そんな黒子体質なので、以前は自分がセミナーをやるなんて、人前で話すなんて、考えもしませんでした。
一度、自分が通っていたコーチングスクールのビジネスセミナー講師塾に出て、「ああ、やっぱり私にはないわ」と確信したこともあります。
でも今は、やってます。
それも、けっこう楽しい。
確信なんて、あてになりません 笑。
資料をつくるのは大好き。
「あ、この説明であのエピソードを話そう」とか考えてると、気分が上がってきます。
とはいえ、セミナーの前日になると緊張してきて、「ああ、早く終われ」と思います。
「もう当分、セミナーはいいや」と思う。
でも当日、誰もいない会場で資料を机に置いていったりしていると楽しい。
時間が近づいて、参加者の方々が来てくださって、言葉を交わすのも楽しい。
始まってしまえば、自分の全能力を使ってお伝えしたり、参加者さんとコミュニケーションを取ります。
もちろん私が場のオーナーとして責任を持って進めるんだけど、実際は、私が一人で孤軍奮闘・・・ってことはなくて、参加者さんも場をつくってくれます。参加者さんの力も、かなり大きいんです。
その夜は充実感と、反省点と、がんばった感がうずまき、ぼんやりします。
その繰り返しです。
この記事ね、「私はセミナーをやるのが好きだ!」とか「みんなもセミナーをやったほうがいいよ!」と言いたいわけではありません。
何が言いたいかというと、「ワクワクしないことでも、やってみる価値はあるよ」ってことです。
なんとなく、「ワクワクすること」「楽しそうだなと思えること」をやるのがいい、という風潮ってあるじゃないですか。
それは本当だと私も思う。自分がどう感じるかは、大切にしたほうがいい。
でも、
「ワクワクしないから、やらない」
「なんか・・ピンとこないんだよね。私には向いてないかも」
っていう理由でやらない時、
もしかしたら、それは単に、
「苦手と思い込んでるから、ワクワクしない」
「知らないからイメージがわかなくて、ピンと来ないだけ」
ということもあるんじゃないかな、と思うんです。
本当はやりたいんだけど、怖いって思ってるからワクワクしないという場合もあると思う。
そういうことを自分らしくやれたら・・・セルフイメージが変わるかも。
やってみて、「やっぱり違った、嫌だった」なら、もうやらなければいいだけだしね。
ワクワクしなくても、やったらいいよ。って私は思うんです。