浴室 -30ページ目

そう

あなたが本当は誰だって

良かった

見つめた夢の先にいるのが

あなたなら良かった

誰もいない夜

真珠色のビルを眺めて

夜に消えてく月

焦り

ただ、それだけ

突然、意味もなく

突然、訳もなく

焦燥感、不快感、孤独

取り残される

わたし、わたし、わたし

ストレスが

たまっていると昔からの友人に心配された、巧くガス抜きしないと倒れちゃうよと


言われる、ガス抜きが、わたしは下手



理想とする自分がいて、好きな自分がいて、そんな自分になれないといやになる



そのせいでストレスがたまって塞ぎこんで、泣きたくなって


ここではない、どこか遠くへ行きたくなって


どうしようもなくなる



いつもいつもぐるぐる回っては、どこかへ行きたいと叫んで、泣いては、笑う





年をとって、あの頃の自分よりも良い位置にいるはずなのに




どうしても自分を認められない、それどころが、日に日に自分がいやになって


どうしようもない





何もかもを捨てて、どこかへ消えてしまえたら、素敵な気がする


誰も何もわたしを知らないところで、ひっそりと、わたしはわたしのやりたいことを追求して生きて生きたい




今の幸せは、みんないらないよ