浴室 -111ページ目

あのね

全てのことに意味なんて最初から無くて


わたしは後から意味をつけるんだと思うよ



だからその出来事の価値なんて


だからその自分の価値なんて


後から自分がいくらでも変えられるんだと思うんだ

ねぇ

好きなの



とても好きなの



あなたがとても好きなの




とても、とても好き





とても好きだから


とても好きだから









それだけは信じてね

感受性

人は皆わたしに言う






「感受性が強いんだね」








人はわたしの感受性の強さに惹かれる








「頭が良いんだね」















人は皆わたしの、将来性に惹かれる



















わたしに惹かれる男の殆どはわたしの将来性や




わたしの感受性が好きなのかもしれないし




わたしを頭の回転が速いと言って




自分を分析させるのが好きなのかもしれない










それは勿論仕事上、愛人の仕事以外の仕事上も




わたしは人を見るのが仕事で




わたしは人を分析するのが癖になってしまう








意識していた、初めの頃




なぜ分析するのかと聞かれれば、相手のニーズに応えられるため




なぜ相手のニーズに応えようとするのかというと




相手と円満な人間関係を築きたいため




なぜ相手と円満な人間関係を築きたいのかというと




わたしを必要とさせたいため












なぜわたしを必要とさせたいのかというと














お金が欲しいから














わたしは結局、損得勘定でいつも動いているのかもしれない




プライベートは、どこ?




















何も知らないような顔をして




愛人以外の相手を会って




澄ました顔をして、相談に受ける












別にわたしはそんなに恵まれない環境で生きていたわけじゃない




両親も健在で、お金の面で苦労させられたこともない




表向きから見たら、何不自由ない生活なのかもしれない




借金があるわけでもないし、恥ずかしい生活をしているわけでもないし




付加価値がないわけでもない












でもね、わたしはまだまだもっと上にいきたいの




でもね、わたしはまだまだもっと上に行って、わたしの欲しい世界を手に入れたいの












それが他人から無駄なことであろうと無茶なことであろうと




一度そう思ってしまったわたしを、止めることはしないで欲しい














何も知らないような顔をするのは得意




だからわたしはわたしの望む世界を手に入れたら




きっとこんなことなんて無かったように振るまって




きっとこんなことなんて忘れたふりをするんだと思う