夫婦で治療に来られました。
頭痛 息ができない 30代男性
治療前の症状
・頭が痛い。特にこめかみ
・首が左右に向けない。
この方は、かなりの重症です。
治療に来るまでの状態。問診。判断材料の拾い出し作業。
・移動中は、疲れて寝ていた。起きていられない。
・日頃の仕事は? 研究職のために、いつも同じ姿勢が多い。
・緊張する場面がある。同一姿勢でいることがある。
治療に入る。身体症状経過。
・治療に入る状態で仰向けに寝てもらうと、肩甲骨のあたりが痛い。寝ていて苦しい。
・うつ伏せに寝て、両手を顔の横にすると、苦しい。
・うつ伏せの状態で、両手を後ろにすると。大丈夫だという。
伏臥の姿勢から治療を始める。
・肩甲骨の隆起がある。右肩が高い。
・脊椎に沿っての起立筋の緊張がある。
・鉄棒が入っているような芯がある、筋肉の緊張が診られる。
肩甲骨の隆起の状態を解消すると・・・
伏臥になっても、寝ていられる状態へとなれる。
そして、再度寝返りができるようになれるか、うつ伏せになってもらう。
そして、両手を顔の横に、すると・・・痛みは起きない。
したがって、ひとつの症状は解消された。
仰臥の姿勢になる。この姿勢で治療に入る。
足の指をわずかに、動かしてみると、頭の芯に効くとという言葉を発した。
このわずかな、動きにも、頭痛に近い刺激があるということは、脊柱起立筋の緊張が強いことを意味してる。
これの解消をすることにした。
現在の症状を聞くと、呼吸がしにくい。寝ていて、骨が当たる感じがする。痛いという。
このために、お尻のまわりの緊張を解く。
すると、お尻の痛みはなくなった。しかし、あたる感じがする。
そこで、膝を浮かす位置で、両足を保持することにした。これは枕を使用した。
呼吸がしにくいというので、背中の緊張を触診しながら、わずかに、前に起こす動きを与えると、症状が消えた。
一瞬、筋肉の緊張がとれる感触を感じた。
これにより、この症状は解消したことを確信する。
確認をする。症状を聞くと、自然に呼吸ができるという。
つぎに、頚椎や胸部の状態を診る。
鎖骨から緊張が強いことが触診でわかる。
この部分を解消することにより。
一層呼吸もスムーズに。
痛みもなくなり。いつの間にか、頭痛もなくなったという。
起き上がる、姿勢指導もして、明日も治療することになりました。
治療後に、患者と話をしていると。
2,3ヶ月前から急に症状がわるくなった。というので、詳しく聞来ました。
すると、ふわふわベットを購入したときから。。。症状悪化が始まった時期と重なるということが判明しました。
前から、いつかいつか。と治療に来ようとしていたそうです。
しかし、そのいつかが無理の効かないときになってようやく、治療にこられたということです。
それも引き金は、高いお金を出してのベットのようでした。
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