手放しが流行っているようですが
わたしは、手放したくないものが沢山ある。
たとえば、怒り。
怒りを手放してしまえば
心穏やかに過ごせるのかもしれない。
けれど、わたしは怒りの底にある
根底の想いみたいなものを
感じることが
「書く」ことへのエネルギーになる。
それでも若い頃に比べたら
いつでも何処でも怒っているわけではないので
そのうち、もっと年齢を重ねれば
怒りの感情も落ち着くのだろうな、とは
思っているけれど。
すべてを手放して楽になり
生きやすくなる人を否定したいのではなく
わたしには、手放したくないものが「ある」
という話です。
怒り、と言っても
いつまでもズルズルと怒っている訳ではなく
「はぁ?」と怒りの感情が湧いたときに
自分の根っこを掘り起こせることが
面白いんです。
どうでもいいこと、無関心なことには
怒りなんて湧かないはずだから。
感情はサイン。
五感を刺激する大切なもの。
仏教で言う色即是空。
すなわち「空」であるの世界。
すべて幻想で、すべて空だけど
大切にしたいものは
大切にしきれたところで、手放す準備が
出来たら
スッキリと手放せばいいかな。
というのが、まだまだ悟れない
現世を生きるわたしの生き方。
⬇️
わたしのように、
手放したくないものがある人へ
動画で話しました。
☆
子どもたちがお友達で
わたしも、産後うつのときに
温かいメールをいただいた吉本ばななさん。
ばななさんも、
手放さないで大切にしてきたものが
あったからこそ
今になって本当の自分が分かるようになった。
とエッセイに綴っています。
どうせ、必ず最後は死ぬ。
すべてを手放すときがくるのだから
いま焦って手放そうとしなくてもいいんじゃない?
というのが
いまのわたしにはしっくりくる。
どうしても湧いてしまう感情の根っこには
なにが隠されているのか。
むしろ宝探しではないか!(笑)
焦っても仕方ない。
成るようにしか成らないのだから。
今週末は福島県いわき市でお茶会。
成そうとせずに自然体のわたしで
楽しみます。
総勢12名で、濃厚な
そして心 開けっ広げな空間になりますように。
ゆるーく、
全宇宙に身を委ねよう。
