東日本大地震。
あれから8年なんですね。
写真は、妹の結婚式で
父の写真にビールを注ぐ旦那さん。
☆
亡くなった人は可哀想だ、
やり残したことがあったろうに、
残念だったね…
なんて思われがちだけど
あの震災で亡くなった人は
可哀想なんかじゃない。
不幸なんかじゃない。
後悔なんか、残していない。
☆
わたしはときどき
福島に想いを馳せて
リーディングする。
実家がある福島県いわき市。
父は津波で亡くなって
当初は、
母を残して悔いがあったろうに…
やり残したことがあったろうに…
孫の成長を見届けたかったろうに…
と、思っていたけれど
今、リーディングすると全然違う。
☆
不幸でもないし、
悔いなんか残していない。
むしろ、生き遂げている。
父親を亡くしたから
無理矢理そう思いたいんだと
おもいますか?
それならそれでもいいです。
でも、あの人たちは生き遂げた。
真実です。
☆
その証拠に、今でも家族を失った
人たちだけではなく
亡くなった人の話は、あちこちで
話されている。
わたしは、父だけではなく
飼っていた愛犬も亡くし
親友のご主人も
そして、親戚も
同級生のお母さまや、兄弟
数えきれないほどの
近しい人と会えなくなってしまった。
でも、彼らをリーディングしても
不幸も、可哀想も、後悔も
浮かばない。
むしろ、残した人たちに
すべての関わった人たちに感謝している。
そのメッセージを胸に
わたしは今も生かされている。
むしろ、不幸なのは
せっかく命があり
好きなことができる環境があり
身体があり
仕事があり
助けてくれる人がいるのに
挑戦しないことのほうが不幸かもしれない。
☆
わたしは、離婚時と
震災後、そして近いところだと
2人目を出産した昨年2018年4月に
うつになりました。
「死んでお父さんのところに行きたい」
楽になりたい、
自由になりたい、
なんて思った。
だけど、死ぬのは怖かった。
命を絶っても
楽になれないことも知っている。
むしろ、悔いを残すと知っている。
だから、
自分らしく生きることに
覚悟を決めた。
心理カウンセラーの資格をとろうが
様々な勉強をしようが
心が折れるときは、あっさりと
折れます。
それだけ、人間なんてモロイ。
そんなもんです。
繊細だからこそ
自分を大切にして
心に正直に本音で
生きる。
生きていれば、命があれば
不幸も幸せも自分で選べます。
心に嘘をついて
本音を言わずに強がったり
自分を責め続けたり
人を攻撃したり
物質だけで価値を決めたり
右にならえで意見を押し殺したり
そんなことをしていたら
あの世に行った時に絶対に後悔する。
いま、うまくいっていないことは
道が違うという合図。
魂からのメッセージ。
生きていればいつでも
軌道修正できる。
☆
震災で亡くなった人を
「可哀想だね…」
「もっと生きたかっただろうね…」
と嘆くより
やれる環境にいる自分の命を
どう使って楽しむのか。
そんなことに想いを馳せる
3月11日を。
☆
わたしの父は、何かあると
応援メッセージをくれるし
親友のご主人も、ときどき遊びに来て
奥さんへの愛情をのろけに来ます。
本当、極楽なんだよ。
極楽浄土。
「今、幸せ?」
ってお父さんに聞くと
「幸せだよ。すごく素敵な場所にいるよ」
って教えてくれる。
孫の成長なんか、真近で見てるし
母のことも全部見ているから
近況も知ってる。
「今のわたしに何か言いたいことはある?」
と聞くと
「死んでみたら、もっと
色々挑戦してよかったんだってわかった。
自分が教えた言葉を、いい意味で破り
お父さんが見たことのない世界を
見てほしい」
って言われた。
嘘みたいでしょ?
真実です。
今、この言葉を書いたメモを見るために
ノートを開いたら
このメモを書いた日のページに
「〇〇は大丈夫だから」
って
ムスメが大丈夫っていうメッセージも
残されてた。
ちょうど、今日
ムスメの将来について
家族でミーティングをしていたから
そのメッセージを見て涙があふれた。
わたしに大丈夫って伝えたかったんだね。
そうだよね。
大丈夫、大丈夫。
☆
生まれて今年で40歳。
何度もうつになり
心が折れてきたけれど
この先も折れるかもしれないけれど
わたしは、全力で生きる。
自分の心には絶対に嘘をつかない。
この記事を書いているのは
3月11日の深夜1時01分。
まだ、父は生きていた時間。
朝食も一緒に食べて
何気ない会話をした。
それが、最後。
でも、それは魂が体内にあった
最後。
魂が体内から抜けても
父の魂はなくならない。
だから、父は死んではいない。
家族は永遠。
だから、悲しくない。
むしろ、恥じない生き方をして
お父さんが見たことのない世界を
一緒に見ようと思う。
☆
さて、このブログを読んでいるあなたは
おそらくまだ魂が体内にあり
物質としてこの世に存在しているよね?
生き方は選べます。
自分のエネルギー次第で如何様にも
選べます。
不幸を感じることもできるし
幸せを感じることもできる。
この世には、いろいろなことを
経験し、感動し、味わうために
わたしたちは降り立っています。
どうか、心に嘘をつかないで
正直に
自分を責め続けることもなく
自分をないがしろにすることもなく
「あーー楽しかったー!」
と言ってあの世に行けますように。
ブログの更新情報や
直観的なメッセージを送っています。
