「自分の意見を言うとケンカになるかもしれないから言えない」
と悩むかたと、立て続けに会った。
いっけん、優しさや謙虚なように感じたのだけれど
それは、ニセモノの優しさだ。
「言うと面倒くさいから」
「不機嫌になってケンカするぐらいなら何も言わない」と言って
ご主人への不平不満を言わずに我慢している妻たちともお会いした。
もちろん、なるべくケンカはしたくないし
温和に生きていきたいけれど、果たしてケンカを避けるために
自分の意見を言わないことはどうなのだろう?
相手への伝え方は大事。
言葉は、自分が思っていなくても相手にとっては
するどい刃物に化けることがあるから。
自分のことばかり考えて、相手を傷つけるのはそれも違う。
自分の意見を言わない、という選択をするのは自由。
それが、心地よいのなら。
だけど、自分の意見を無理矢理、押し殺して我慢して生きることが
心地よくないなら、自分の意見を伝えるという選択も自由。
伝え方を考えながら