男は独り道を行く -73ページ目

男は独り道を行く

誰も旅の途中

先に行ったと判断。

1日40km基準やって言うてたからな。

それでも、俺の脚なら追いつかないまでも、

姿が見えるくらいまで距離が詰まるやろな。

そう思いながら歩く。

 

やっぱり奈半利くらいやと、それなりに町なんですな。

初めての時は歩くのに必死で、これらの景色が目に入らなかった。

もったいない。

歩き遍路ほど贅沢なものは無い。

時間、金、体力の全てを使うから。

誰しも初めてやと先を急いでしまうが、もったいない。

今になって、遍路の先輩たちの言うことが分かってきている。

 

27番神峯寺へ登る付近で荷物を預かってくれるところがあると聞く。

浜吉屋に泊まる人が多いのも、荷物を置いて登れるから。

ま、そこしかこの近辺には宿が無いこともあるが。

俺は当然、荷物を担いで登る!

以前は浜吉屋に泊まったが、その時も荷物は担いで登った。

 

13時16分。

よし、この辺からや。

アスファルトの車道。

記憶では山道やったような・・・。

まぁええか。

時間はあるし、のんびり行くか。

しかし、舗装路はいつ歩いてもしんどいよな。

歩きやすくはあるけど、足と腰にくる。

休憩しながらボチボチ歩いていると、すごい勢いで人が登ってきた。

恐らく、過去に俺に抜かれた人も同じように感じたのだろう。w

姿を見ると、F氏。w

先に行ってしまってたのは俺の方やった。

通常のペースで歩いていたとしたら、27番神峯寺で入れ違いな感じか。

聞くと、安芸で宿が取れたらしい。

神峯寺から12kmほどある。

彼の速さなら暗くなる前になんとかたどり着くと思う。

俺はボチボチ行きますわ。

歩いていると途中から

山道に分岐。

当然こちらへ。

記憶通り、結構怖い。w

転けた記憶があるので慎重に行く。

今回、結構時間をかけたが、

14時13分。

もうちょっと。

山門が見えた!

14時17分、

27番神峯寺に到着。

納経所は山門をくぐってすぐやが、本堂は

この先の階段を登ったところにある。

本堂。

お参りをして大師堂に行こうとした時、見覚えのある人達が!

徳増で一緒だった、オリックスファンのM氏御一行。

しかしよく会うな。w

先に行ってるはずやが、どっかで抜いていたようだ。

速さに驚いていた。

M氏は確か浜吉屋に泊まると言っていた。

そのため、荷物は置いてきて、納経帳等の最低限だけを持っている。

荷物を持って上がってきたのかと言われたが、

「どっかの球団みたいに外様に頼るとろくなことがありませんから。w」

「自前で頑張らな、どっかの球団みたいに暗黒ですわ。w」

とは、T-岡田マフラータオルをした俺の発言。w

そもそも少ないオリックスファン。

それも、阪急ブレーブス時代からの。

こんなところで3回(1回は書き漏れてるな)も会うのはすごい縁。

そういうこともあり、お札を交換。

 

大師堂にもお参りし、納経所へ。

この辺に湧き水。

ま、これが手水なんやが。

ちょっとヌルい湧き水。w

と、以前来た時に林野庁の人が言っていた。w

こんなヌルい湧き水は知らんと。

湧き水には違いないが、一旦・・・・。

 

休憩し、おやつに買っておいたパンを食う。

さて、宿へ向かうとしますか。

 

(よこ・ω・づな)

ここからはしばらく55号線を行く。

 

F氏から色んな話を聞く。

ちょっと同じ匂いのする人間かと、最初に思っていた。

そしたら、やはり。w

友人が青年海外協力隊で結構危ない地域に行っていたり、

自分も出たがっていたり、

色んな仕事を経験してたり。

世間で言われるいい会社に入って、

無難に定年まで勤めあげて、

悠々と老後をおくる。

これもいいでしょう。

でも、

「大変だったけど、面白い人生だったな。」

という生き方をするのも良いもんだ。

国家公務員を辞めて現在に至る俺は、当然こちら側。

 

途中で分岐。

55号線と峠。遍路道保存協力会の地図(P.28とP.29の所)では

峠を行くように載っている。

普通に峠を選択。

少し行くと向こうから人が来る。

いや、人がうろついていると言うのが正しいかも知れない。

話しかけると、逆打ち。

逆からなので道に迷って困ってたところだと言う。

我々が歩いてきたのが見え、方向がわかって助かったとのこと。

で、

「峠は結構大変だよ。55号線の方がいいよ。」

と言われるが、

俺「せいぜい標高110mですやん。」

逆「行ってみたらわかるよ。しんどいよ。」

当然行く。

知らん間に峠をクリア。w

順打ちと逆打ちの差もあるが、俺とF氏は登りにめっぽう強いのだ。

峠を超えた後はまた55号線。

 

奈半利に差し掛かる。

55号線はつまらんという理由で脇道の方を歩くことにした。

そしたらなんとなく、道に迷った。

ま、方向が合ってたらたどり着くわな。

本当のド田舎で山1つ違うのとはわけが違うからな。

11時を回ってるので腹が減ってきた。

地図では合流点にローソン。

そこを目指した。

途中に奈半利郵便局。

F氏がここで金を下ろしたいと言う。

ここから見える景色にマルナカ奈半利店。

俺「マルナカに行ってなんか買って食うわ」

マルナカへ。

定番のアイスクリームと菓子パン、ごっくん馬路村を購入して食う。

しばらくいてもF氏の姿が見えることは無い。

割と待ってるんやが。

先に行ったか?

 

(よこ・ω・づな)

平成28年11月4日(金)

4時半頃に起床。

またアラームに勝った。

食事は6時半からなので、時間があり過ぎ。

とりあえず、早朝からう〇こタイム。

汗をかいて水分不足なのか、なかなか出ない。

遍路に出ると、ホント、う〇こが出ない。

元々便秘気味やから結構しんどい。

無理矢理絞り出す。

部屋に戻りストレッチと準備。

5時半頃になるとみなさん起きてきたようだ。

 

6時15分ごろに食堂のフロアに降りる。

みなさん集まってきた。

F氏が「萩森リスト」を持っていたので見せてもらう。

日の出。

真っ赤な太陽。

写真にはうまく写らない美しさがあった。

 

朝食。

当然これに味噌汁とご飯。

何気に温泉卵が(・∀・)イイ!!

ここまで読んでいて、気が付いたことがあると思う。

そう、

宿坊やのに勤行(朝のお勤め)が無い!

何でや!

ご住職不在なんやろか?

以前泊まった時はあったし、宿泊者でないと見られないものもある。

それが印象に残ってたのにな。

食後に支払い。

 

荷物を持って玄関へ。

同じ方向のF氏は準備OK。

N氏はなんか手間取っている。

先に行ってるわ。と、合図して7時17分に出発。

山を下りるのには2ルートある。

1つは27番神峯寺への最短距離ルート。

もう1つは不動岩経由ルート。

どちらに行くか?

俺的にはずっと前から決めていた。

どうせなら色々見たいので不動岩ルートと。

それでもF氏にも聞いてみた。

俺も速いが、F氏も速い。

どっちでもいいと言うので不動岩ルートに決定。

このルートは2km近く遠回りとなる。

速い我々。

共通点は登りは強いが下りに弱い。

そう、下りは踏ん張らなアカンからね。

道も山道。

転けたら怖いのでゆっくり。

 

7時50分頃に

不動岩に到着。

奥に見える建物の向こうは海。

そっちの方に不動岩がある。

大阪万博でのアメリカ館にあった「月の石」ではないが、

「あ、岩や。」

で、おしまい。w

ま、これもいいでしょ。

 

この先、まだ27km位あるので、ボチボチ先に行くことにした。

 

(よこ・ω・づな)