泪橋を逆さに渡るために ~17 マルナカ奈半利店 | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

ここからはしばらく55号線を行く。

 

F氏から色んな話を聞く。

ちょっと同じ匂いのする人間かと、最初に思っていた。

そしたら、やはり。w

友人が青年海外協力隊で結構危ない地域に行っていたり、

自分も出たがっていたり、

色んな仕事を経験してたり。

世間で言われるいい会社に入って、

無難に定年まで勤めあげて、

悠々と老後をおくる。

これもいいでしょう。

でも、

「大変だったけど、面白い人生だったな。」

という生き方をするのも良いもんだ。

国家公務員を辞めて現在に至る俺は、当然こちら側。

 

途中で分岐。

55号線と峠。遍路道保存協力会の地図(P.28とP.29の所)では

峠を行くように載っている。

普通に峠を選択。

少し行くと向こうから人が来る。

いや、人がうろついていると言うのが正しいかも知れない。

話しかけると、逆打ち。

逆からなので道に迷って困ってたところだと言う。

我々が歩いてきたのが見え、方向がわかって助かったとのこと。

で、

「峠は結構大変だよ。55号線の方がいいよ。」

と言われるが、

俺「せいぜい標高110mですやん。」

逆「行ってみたらわかるよ。しんどいよ。」

当然行く。

知らん間に峠をクリア。w

順打ちと逆打ちの差もあるが、俺とF氏は登りにめっぽう強いのだ。

峠を超えた後はまた55号線。

 

奈半利に差し掛かる。

55号線はつまらんという理由で脇道の方を歩くことにした。

そしたらなんとなく、道に迷った。

ま、方向が合ってたらたどり着くわな。

本当のド田舎で山1つ違うのとはわけが違うからな。

11時を回ってるので腹が減ってきた。

地図では合流点にローソン。

そこを目指した。

途中に奈半利郵便局。

F氏がここで金を下ろしたいと言う。

ここから見える景色にマルナカ奈半利店。

俺「マルナカに行ってなんか買って食うわ」

マルナカへ。

定番のアイスクリームと菓子パン、ごっくん馬路村を購入して食う。

しばらくいてもF氏の姿が見えることは無い。

割と待ってるんやが。

先に行ったか?

 

(よこ・ω・づな)