泪橋を逆さに渡るために ~2 | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

宍喰駅を発つ。

最初に、どのルートで遍路道へ戻るか?

最短距離を行くか、前回来た道まで戻るか。

この辺は初めてではない俺。

この道の先を知っているので、当然前回来た道まで戻る。

いや、戻らな苦労するからね。

へんろみち保存協力会の地図でいうと、P.25の24-3の拡大図D。

そこのセブンイレブンまで戻る。

ズバリ、店はそこしかない。

ここで食料を調達すべし!

先に道の駅もあるが、時間が早いと開いてないし、

俺は行ってないので知らん。

お茶、おにぎり2個、アンパンを購入。

 

9時13分、水床トンネルにかかる。

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トンネルを抜けると、そこは

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高知県東洋町だった。

ついに高知県入り。

 

そこから1.5Kmほど進むと

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道の駅東洋町。

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どうも夏季には泳げるっぽい。

すぐ横に厠(トイレ)があるのでここで休憩。

まだ1時間しか経ってないw

荷物を減らすため ←

おにぎりを1つ食べる。

ちな、見てないから知らんが、ここで食料を調達できる可能性もある。

ま、お土産物の饅頭とか、何でも良ければやが。

過去には干しイモをかじりながら歩いているという若者もおったな。

 

ちょっと歩くと生見海岸という看板。

民宿もこの辺にある。

この先に地図ではスーパーがあることになっているが閉まっていた。

単に休みなんか、時間が早いのか、やってないのかは知らん。

 

ここからは右手には山、

左手には海、

道には車。

が、車の数もグッと減る。

そらそうよ、

誰がわざわざこんな大回りするんよ。

ガソリン代と時間を考慮したら高速を通るわな。

これらの道はどう考えて昔の人は通っていない。

治水工事もされていない、こんな危ない道を通っているとは思えない。

夢を壊すと言われるかも知れんが、お大師様も本当に通ったのか疑問である。

が、やはり土佐は修行の道場と言われる場所。

特に、個人的にはこの室戸が一番しんどかった印象が強い。

景色は変わらんし、自動販売機すらほとんどない。

見つけたら買っておかないと、次はいつあるかわからない。

もう、体力というより、心が折れそうになる。

まだ今年は逆打ちがいるので人を目にすることはあったが。

 

11時過ぎ、腹が減った!

さっきおにぎを食ったのにw

ってことで、休憩ポイントを探すも、なかなか無い。

地図にトイレポイントとして載っている、法海上人堂まで休憩ポイントは無いのか?

そう思いながら歩いていると、あずまや発見!

淀ヶ磯という場所である。

そこに一人の男性がいた。

俺のようなランニングタイツというスタイルではない、

上下白でそろえた本格的な感じ。

とりあえず挨拶をして、荷物を下ろす。

 

(よこ・ω・づな)