泪橋を逆さに渡るために ~3 | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

とりあえず座り、お茶を飲む。

そして残りのもう一つのおにぎりを食べる。

胃袋が落ち着いたところで話しかけてみる。

(この方をK氏とする。)

今日は宍喰からのようだ。

当然今日の宿は徳増かロッジ尾崎。

そう思って聞いてみると、

「どちらも取れなかったんですよ」

とのこと。

え?

じゃあどうすんの?

宿無いで。

すると、民宿椎名を取ったという。

民宿椎名?

知らん。

へんろみち保存協力会の地図を見ると載っていた。

でも、さらに5Kmほど先。

で、その民宿を予約した際に

「どうしても無理なら電話してくれたら迎えに行く」

と言われたようだ。

K氏もそこまで持つか不安とのこと。

その割には色々と詳しい。

聞くと、バスではまわったことがあるらしい。

それで、今度は歩いてみたいと思い、歩いているとのこと。

こちらは歩きでは2巡目。

なので、どっかに店が無いかを聞かれる。

当然無いw

宍喰からならセブンイレブンで買っておくのが正しい。

ここに限らず、山奥とか、店があるか怪しい場所へ行くときには、

店を見かけたら必ず食料を確保しておくのが吉。

 

そして、明日に引き上げる予定らしい。

が、まだバスの予約を取っていないようで、予約の電話を入れていた。

室戸から乗ろうと思っているようだが、どこから乗れるかわからないらしい。

俺も知らん。

更に困ったのは、バスチケットの入手先。

コンビニで買えと言われたようだが、コンビニどころか店も無いやんw

田舎の洗礼や。

K氏がチケットはともかくバスの席を予約完了し、一緒に歩き始める。

 

ちな、ここにトイレは無い。

トイレポイントは2kmほど先の法海上人堂まで無い。

トイレも行けるときに行っておくべし!

 

(よこ・ω・づな)