2020年 (114-4) 六道珍皇寺/西福寺/六波羅蜜寺@六道の辻23Oct7 | 容子のふんわり行きましょ

容子のふんわり行きましょ

もとトークばらの山下容子です。2000年から2015年まで『ふんわり行きましょ』というホームページを持っていました。

*** 六道珍皇寺 ***


今日初めに予定していたのは(ねねの道でも三年坂でもなく)ここ六道珍皇寺(*1)。京都で生まれ育った母方の祖母が昔「お盆の前に『ろくどうさん』にお参りしてこんとあかん」六道まいりと口癖のように言い(ろくどうが何かわからないまま)子供心にしっかり刻み込まれてたのね。

 

祖母は「親の言うこと聞かん子ぉは地獄に行くんやで」、「紙を粗末にしたら地獄に行って紙の橋を渡るんやで」、・・・、・・・、そんなおどろ怖ろしいお話を孫に聞かせます(明治大正までのおばあちゃんの多くはきっとそうだったのでしょう)。ろくどうさんが何で、六道が何かがわかるのは中学生になってからのこと。


(*1)六道珍皇寺(ろくどうさん)ろくどうちんのうじ/ろくどうちんこうじ創建836年。臨済宗。御本尊は薬師如来。六道=地獄・餓鬼(がき)・畜生(ちくしょう)・修羅(しゅら)・人間・天上の輪廻(りんね)六道

 

初めて訪ねた『ろくどうさん』はあっけらかんの明るい境内とふつうの庫裏・本堂だったのでちょっと拍子抜け(笑)。百人一首にも選ばれた小野篁さんが毎夜境内の井戸を抜けて冥途に出向き、閻魔大王の副官やってたとのお話も面白いのよね(*2)

 

(*2)小野篁=おののたかむら(802-53)。小野妹子(おののいもこ)の6代後の子孫。百人一首では参議篁(さんぎ・たかむら)

 

/京都の小旅(INDEX)/

 

*** 西福寺 ***

 

ろくどうさん西100mの西福寺は(さいふくじ)先日ブロ友さんが(六波羅蜜寺と合わせて)レポートしてました六道の辻(=現世と他世の境界)がこのあたりにあったと伝わります。浄土宗のお寺だけど(御本尊は阿弥陀如来)お不動さんやお地蔵さんが賑やかでなんだか楽しい(不動明王は真言宗でお祀りすることが多いです)

 

弘法大師が870年頃に地蔵菩薩をお祀りしたのが西福寺の始まりとされます。檀林皇后が息子さん(後の仁明天皇)の病気平癒をこのお地蔵さんに祈り(*3)⇒子育て地蔵と呼ばれるようになりました。

 

(*3)檀林皇后=だんりんこうごう/橘嘉智子(たちばなのかちこ/786-850)。絶世の美女 嵯峨天皇(さがてんのう/786-842)の皇后。仁明天皇(にんみょうてんのう/810-50)の母君

 

 

*** 六波羅蜜寺 ***

 

ちょっとおくたびれで《パスしようかしら》だったけど、有名なわりに小さなお寺なのでご挨拶しました。でも空也さん(くうや/903-72)が口から仏さん吐いてる(ごめんなさい^^)超有名な像は令和館に入らないと見れないので《また今度》。御朱印も《そのうちまたね》

 

 

*** 五条大和大路 ***

 

清水道に戻って混んだバスに乗るのは好きくないし、知らない街を歩きたいので五条大和大路へ(六波羅蜜寺からだと清水道より近いです)。京阪バスで四条大宮に出ることにしました。

 

次回は⇒ふと乗りたくなって気まぐれ嵐電(笑)。四条大宮は嵐電の始発駅なのよ(終着は嵐山です)

 

 

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