*** 手打ちそば@町家カフェ ***
大宇陀(おおうだ)の魅力のひとつが南北に1,500m続く古い街並みなのね。その南端に近い酒蔵通りの町家カフェ手打そば&グリルまほろばでランチしました。「すぐ乾くのでお早めにお召し上がりください」と言われた十割ざるそば(&トロトロ角煮)がホント美味しかったです💛
/酒蔵通り/久保本家酒造(右上)/
/十割ざるそば/トロトロ角煮と小鉢3品(右上)/
*** かぎろひの丘万葉公園 ***
かぎろひの丘万葉公園までは1kmもなく、電動アシストでラクラク到着♪ 『東(ひむがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへり見すれば月傾(かたぶ)きぬ』(柿本人麻呂)。彼が詠んだこの光景は12月だったみたいよ(旧暦11月17日)
このあたりは飛鳥時代に薬猟が行われた菟田野。女性は薬草を摘み、男性は鹿狩り猪狩りをしました。人麻呂さんは文武天皇のお付きでここに来てかぎろひを歌ったらしいのね。
茅葺きの東屋が休憩所になっています。同年配のご夫婦「撮ってもらえませんか?」。私も撮っていただいてその後ご主人とあれこれお話。彼は近くの町に住んでるけど、ここに来たのは20年か30年ぶりと言ってました。
/かぎろひの丘万葉公園。かぎろひ。柿本人麻呂(かきのもとの・ひとまろ/660?-724)。薬猟(くすりがり)。菟田野(うだの・の)。文武天皇(もんむてんのう/683-707)。東屋(四阿/あずまや)
/かぎろひの丘万葉公園/大宇陀の街(右下)/
/かぎろひ句碑/狩&かぎろひ(右上)/薬狩り(右下)/
/@東屋/セルフ(右下)/
*** 宇陀松山城址 ***
京阪神奈良のスポットは古代・中世・近世の歴史が幾重にも積み重なってるところが多いのね。大宇陀もそうで、1300年代(南北朝の頃)に宇陀松山城(うだまつやまじょう/秋山城)が築かれ、城主が移り変わっていきました。
1615年に福島高晴(ふくしまたかはる/1573-1633/福島正則の弟)が謀反の疑いで宇陀の領地を没収され、松山城は取り壊し。でも、宇陀松山(大宇陀の中心市街)はその後も幕府直轄の天領(てんりょう)として栄え、名残が古い街並みとして残ってるのね。この地の長い歴史の間に生きて喜び悲しんだ人々を想うとため息が出てきます。
/松山西口関門/
/春日門跡から西を眺めて/春日神社参道/
*** 春日神社 ***
1405年に足利義満が奈良の春日大社に宇陀を寄進し、創建された神社です。御祭神は春日四神(*1)。本殿前の灯籠に春日の神鹿を見つけちゃいました♪
(*1)武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、経津主命(フツヌシノミコト)、ふつぬしのみこと)、天児屋根命(アメノコヤネノミコト)、比売神(ヒメガミ)
本殿前の狛犬さんがちょっと面白いのよ。左も右も口を開けた『阿』さんで顔にしまりがありません(ごめんなさい)。そしてどちらもお尻の模様がなくてツルっとしてるの。私が見るかぎりはホント全く同じ姿の双子なのね。《作者が手抜きしたんじゃないかしら?》と思ってしまいます。いわれを知りたいところだけど、残念ながらわかりませんでした。
境内には松山城への登り道があり、いざという時に城主が逃げるための抜け穴があったとも言われるのね。うふふ、今回宇陀の歴史の沼にハマり、観光ガイドを務めた容子でした(^^)
/本殿/
/本殿前の灯籠/鹿のレリーフ(右下)/
/本殿から眺める境内/松山城への登り道(右上)/
*** お茶@オゴポゴ(ログハウスカフェ) ***
榛原までの帰り道は宇陀川沿いのサイクリングロードを走ります。ログハウスのカフェオゴポゴを見つけてお茶しました。広いテラスからの川の眺めが素敵で、春風が気持ちいいのよ~💛
《オゴポゴって何だろ?》。壁の説明を見ると西カナダのオカナガン湖に住むネッシーのような怪獣らしいのね(カップの可愛いイラストはオゴポゴちゃん)。このログハウスもカナダから持ち帰った木で造ったというお話です。いいお茶しちゃいました♪
*** 榛原駅 ***
榛原駅には1時間毎に特急が停まります。近頃は発車直前にスマホで席を予約できるから便利なのよね♪ 大阪行の特急はビスタカーで2階の眺めのいい席を取ったんだけど、電車・バスが揺り籠の私、結局眠りこけてしまって気がついたら鶴橋でした(^^)
明日は晩ごはんの後、心斎橋でお買物して難波かいわいを少し歩きます。
*** リンク ***
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