*** スタイルチェック ***
春秋のジャケットは手薄です。この3か月あれこれ捜してみたのだけど、今ひとつ《ビビビっ》と来るのがなかったから買わなかったのね。で、半月前の相楽園-生田神社小旅で着た襟なしジャケットが今一度お出まし、というワケ。
ボトムはスラックスも考えたけど、今日はスカート気分。私、ミモレ丈が好きです。でも、ちょっと活動的な感じでいたかったので、短かめにしてみました。うふふ、その日の気分でコーデを考えるのはホント楽しいのよね♪
小旅のルート
*** 朝ごはん ***
泉涌寺(せんにゅうじ)の最寄り駅東福寺(とうふくじ)はJR・京阪が同じ場所なのでどちらを使ってもいいのだけど、今日はJRです。普通電車が満員でびっくり。でも、東福寺駅で人がどどーっと降りて一斉に東福寺(お寺)に向かったのでワケがわかりました。真犯人は京都一の大人気紅葉スポット東福寺通天橋(つうてんきょう)だったのね。
駅の近くの『パンとコーヒーとひらりんと』で朝ごはん。ふつうのお家をカフェにしたお店で、靴を脱いで畳の間に上がります。お庭を眺めながらのコーヒーがいい気分♪ ここは女子人気の高いお店みたいよ。
JR京都駅 (めちゃ混み普通電車@奈良線ホーム)
東福寺駅 (京阪&JR)
*** 参道と塔頭たち ***
私、泉涌寺は初めてです。街ぐるみテーマパークの京都は、私の身体が動かなくなるまで小旅を続けたとしても、行ってみたいスポットはなくならないのでしょうね。
泉涌寺は1200年代初めに月輪大師(がちりんだいし)俊芿さんが(しゅんじょう/1166-1227)中興した真言宗のお寺。天皇家の菩提寺で、鎌倉時代と江戸時代の天皇14人の御陵があります(月輪陵/つきのわのみささぎ)
バス通りから泉涌寺道に入って仏殿(本堂)まで600mの参道を歩く間にいくつも塔頭(たっちゅう)を見かけました。小さな町ならどれも指折りの名所になるはずの見どころ多いお寺たちです。う~ん、泉涌寺って奥が深い(@@)
泉涌寺総門
参道
即成院
法音院
戒光寺
*** 楊貴妃観音堂・仏殿 ***
大門を入ったところの左手に楊貴妃(ようきひ)観音堂があります。観音さまが凄い!と思える美貌で(写真不可だったのでリンク先を見てくださいな)ここは美人祈願・良縁祈願の強力パワースポットなのよ💛
大門から仏殿(ぶつでん/本堂)までの100mは下り坂で、ちょっと珍しい見下ろしアングル。少し近づくとお堂がずんずずず~んと急に大きくなる気がするのね。なんだか感動してしまいます。
大門
楊貴妃観音堂
仏殿
大門 (仏殿前から)
*** 浴室・泉涌水屋形・歌碑 ***
『浴室』=サウナです。平安鎌倉の頃はお湯のお風呂ではなく、蒸し風呂で汗を流して身体をきれいにしたようね。『泉涌水屋形(せんにゅうみずやかた)』は泉涌寺の名前の元となった湧水を覆う建物。私、亡くなった母に似てるといつも思うんだけど、膝に手を置いてる写真なんかはとくにそうで、懐かしさがこみ上げてきちゃいます。
清少納言(966?-1025?)の歌碑はこの時はただ《ふ~ん》でした。でも、後で谷沿いの道を歩いて中宮定子(ちゅうぐうていし/977-1001)の御陵にお参りした時に歌碑がここにある意味がわかったのね。清少納言は仕えていた定子さんが亡くなって引退し、このあたりに隠棲したのでした。歌は百人一首の『夜をこめて鳥のそらねははかるともよに逢坂の関は許さじ』なのよ。
浴室
泉涌水屋形
清少納言歌碑
*** 舎利殿・菊花展 ***
舎利殿(しゃりでん)の天井画『鳴き龍』は12年ごとの辰年に公開されるので今日はただのお参りです(←こんな言い方すると罰が当たっちゃうわよ)
仏殿・舎利殿の北側で菊花展が開かれていたので、大輪の見事な菊と小菊の盆栽たちを楽しむことができました。紅葉が意外に少ないと感じたのは雲龍院(うんりゅういん/南側の塔頭)のお庭に行かなかったからでしょうね。泉涌寺と塔頭たちはまた季節を変えてリピートするわよ、絶対!
明日は川沿いの道を歩き、定子さんの御陵にお参りして東福寺駅に戻ります。
舎利殿
本坊
菊花展
*** リンク ***
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