*** わら天神 ***
1980年頃『わら天神行き』の市バスがあることに気がついてました。《面白い名前の神社♪》と思いつつ40年が過ぎたのね。平野神社の近くということもあって(300m/歩いて5分)今回初めてお詣りが叶います。きっとこれも何かのご縁なのでしょうね(^o^)
わら天神は正式には『敷地(しきち)神社』と言います。天神という名前だけど、ご祭神は菅原道真さまではなく『木花開耶姫命(コノハナサクヤビメノミコト)』。このことも、そしてサクヤ『ヒメ』でなく、サクヤ『ビメ』と読むこともちょっとオドロキでした。でも、『ヒメ』と読んでもかまわないみたいよ。
彼女は(他の守備範囲もあるけど、主に)子授け & 安産の神さまです。京都で安産祈願と言えば、真っ先に名前が挙がるみたいよ。無事に出産したお母さんはお礼参りによだれかけを奉納する習わしがあり、拝殿の柵にたくさん掛かっていました。
小旅のルート
二の鳥居
神楽殿(左)と拝殿(右)
拝殿
よだれかけの奉納
わら天神(敷地神社)
コノハナサクヤビメ
INDEX
*** 境内と参道 ***
じつは、平野神社にはセルフ好適スペースがたくさんあったのに、カンペキ忘れてました(^^)。まぁ、そんなこともあるよね。その分、わら天神さんではビシバシです。でも、日陰では暗く写り過ぎ、日なたではコントラストが強過ぎて、あんまりいい写真は撮れなかったのよ~(^^)
御神木のクスノキ
参道
一の鳥居
*** 衣笠南道公園 ***
千本ゑんま堂への道すがら珍しいお花を見ました。マンデビラ・ラクサです(*1)。うふふ、私、植物に詳しいってワケではありません。写真をドロップするだけであっという間に同定識別してくれるアプリ『プラントネット』のおかげです。これ、けっこうハマるわよ💛
樹々に囲まれた広い公園を見つけたので(衣笠南道公園)立ち寄ってセルフ♪ あとで顔がまだらに写ってる(木漏れ日のせいです)ことに気がついたけど、まぁご愛敬ってトコ。こんな写真を撮ろうとしてもなかなか撮れないものね。
(*1)このお花の解説は英語版ウィキペディアにお願いしたけど、『右クリック⇒日本語に翻訳』すれば日本語で読めます(実用的には全然問題のないレベル)。ご参考までに。
プラントネット
マンデビラ・ラクサ@民家のお庭
衣笠南道公園
*** 千本ゑんま堂 ***
千本ゑんま堂の正式な名前は引接寺(いんじょうじ)。ちょっと読めませんよね(^^)。私がこのブログでしつこく読みがなを付けてるのは、じつは自分のためです。人名や地名は《覚えた♪》と思っても、次の日にはもう忘れてしまうのよ~(^^)
固有名詞の読み方はホントぐちゃぐちゃです。大阪府の吹田市(すいた)市と枚方市(ひらかた)はどちらも40万人近い人が住む大きな町だけど、JR京都線神戸線や京阪電車に乗る人でなければ『ふきた』、『まいかた』と読んでしまいそう(^^)
お話がそれました。ここの境内は無料だったので、私、本堂が閉まってるのを見て《あら、本堂には上がれないのね(^^)》と、思い込みの早合点。500円を払えば、大きくて迫力のある閻魔大王にお会いできたみたいです(後でお勉強しました)。残念なことしたわね。
本堂
蝋燭とお線香を上げました
堂内(閻魔さまはおられないようね)
*** 賓頭盧尊と狂言と篁さん ***
本堂前の番台(?)で『おびんずるさん(賓頭盧尊)』が蝋燭とお線香のお世話をしておられました。彼はお釈迦さまの弟子で、日本に来られてからは『撫で仏(なでぼとけ)』として庶民の病気の取り除き役。東大寺大仏殿のおびんずるさんが関西では一番有名かな。
お堂や寺務所にいろいろ貼ってある写真たちの中に狂言があったのでパンフレットを読んでみました。平安時代から続くゑんま堂の大念佛狂言は1964年に中断し、狂言堂が焼けた後75年に再開。今は毎年5月1~4日の公演に1,000人以上のお客さまが来られるそうな。
お昼を過ぎてたから、あとは除夜に活躍する鐘つき堂だけ見てランチに行っちゃいました。予習しておけば紫式部さんの供養塔にもお会いできたのに、残念ね。供養塔は百人一首に出場する小野篁さん(おののたかむら/802-53)が閻魔大王と取り引きして(絵空事を書いて地獄に落ちていた)彼女を救ったご縁なのだそう。う~ん、京都ってとことん奥が深いわねぇ(@@)
明日は今回の小旅のラスト=ランチと京都五条イオンモールと晩ごはん(ドイツ料理)のお話です。
おびんづるさん
いろいろ貼ってます
大念佛狂言 & 保存会公式
鐘つき堂
紫式部供養塔(ゑんま堂公式ブログ)
紫式部と小野篁
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