ふんわり行きましょ第11回(ひまわり40号、1999年8月)
このあいだ、ちょっとびっくりするお客さまがトークばらに来られました。ジャクリーンさんというアメリカの方です。背丈は180 cm(亡くなったダイアナ妃と同じです)、青い目(だったかどうか、暗かったのでよく覚えてません)の、私と同じ年輩の女装者です。
宇宙基地のあるコロラド州コロラドスプリングスに住んでいて、インターネットのホームページで見て、ミステリースポットやトークばらを訪ねて来られたとか。予約なしです。
コロラドスプリングスは50万人くらいの町だけど、彼女が知ってるだけで200人くらいアマチュアの女装者がいて、女装者のクラブがあって、そして女装用品の専門店まであるんだそうです。
ジャッキーはトークばらでオンザロックを何杯か聞こし召し、ご機嫌でみんなとあれこれしゃべって、そのあとは、ちょうど東京から来ていた愛ちゃんと、そして映画ちゃんと一緒にディスコに踊りに行ってしまいました。
映画ちゃんは第4回に登場した男性です。愛ちゃんはIZAM君と張り合ってもけっして負けない美人で、トークばらはずいぶん長くご贔屓です。私は残念だけど、次の日が早かったので、シンデレラタイムで退散。おつきあいはできませんでした。
うっかりしてて、誰のホームページかは聞き忘れましたけど、これってけっこうすごいことですよね。国際化だとかなんとか言ってる間に現実のほうがどんどん進んじゃってる! 彼女はまた日本に来るって言ってましたから、今度は東京にも現れるかも。
拝復 烏丸多華さま
おたより(ひまわり39号44ページ)ありがとうございました。おたよりにあったスナック(お昼は喫茶店)はトークばらの別荘のセブンで、ママは真由美さんです。前にも書きましたけど、セブンまで50mほど、「明るすぎず暗すぎず」のニューハーフ通りは、ウブな人たちの肝だめしにぴったりです。残暑の季節、読者のみなさんもぜひ一度おためしください。
ところで・・・、知ってます? ホントのことを言うと、彼女はすごーい近目なんです。夕方の明るい時間によくお店の前で自動販売機のタバコを入れ替えているんですけど、私が女の格好でそばを通って挨拶すると、いつもちょっとけげんな顔をして、それからじわーっと近寄ってきて、50cmくらいまで顔を近づけて、やっと、「あーっ、容ちゃん」ですものね。彼女の「キレイなんヨー」なんて、絶対信用しないほうがいいと思いますけど・・・。
いつか多華さんとお会いできる日を楽しみにしています。その時はおたよりをくださったお礼に、セブンでささやかなおもてなしをしたいと思います。でも、ママの話と全然違うじゃない、なんて言わないでくださいね。
*
今回の写真は先週の木曜日に池田先生にお願いしてトークばらのお店の中で撮ってもらったものです。だいぶん前に書いたと思いますけど、私は半袖の写真をほとんど持っていません。理由は簡単、腕がたくましいから。それと、外で仕事することが多く、日焼け止めを塗ってはいても、夏はどうしても腕が半分日焼けしてみっともないからです。女心はこれを許せません・・・でした。でも、この頃少し考えが変わってきました。これも私の一面だから・・・。
1枚は黒地のミニのアンサンブルです。ニッセンは水商売用(笑)の服もけっこう売っていて、近頃の私は時々手を出し、トークばらのお店で着ています。チーママさんになってみるのも悪くありません。
もう1枚は水色地のスリップ姿です。写真ではわかりませんけど、実はブラもショーツもお揃いです。柄もののスリップ姿はお店の中ではほとんど違和感がありません(*1)。キャミソールがはやって下着と上着の区別があいまいになってしまいましたけど、ミニのワンピースとスリップも、どっちがどっちだか・・・(笑)。
印刷してみると(デジカメなのですぐです)、やっぱりちょっとがっかり。キツそうな顔をしてるし、あちこちの欠点にも目が行ってしまいます。でも、夏向きの写真はほかにないし・・・、オバさんはずうずうしく載せてしまいます。お見苦しいところは片目か、できたら両目をつぶってくださいね。
(1999年七の月20日)(*2)
(*1)これは言いすぎ(^^)。当時の私は『コスプレとあまり変わらない』と言いたかったみたいよ。
(*2)恐怖の大王もアンゴルモアも現れませんでした。
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