入院初日から
沢山の友人が
心配して会いに来てくれて
私を支えてくれた

2時間かけて
電車やバスを乗り継いで
『傷病平癒お守りを
届けたくて』と・・・
僅かな時間で病院を後にして
長い時間をかけて
また同じ長い道のりを
帰っていった友達もいた

復帰を心待ちにしているよ
無理せずにね
一緒に
また働けることを
楽しみに待っているからね
飲み会は…
無理だろうけど
復帰祝いの
カラオケや食べ歩きしようね
と笑顔で
約束を交わした

いつものランチバイキングや
カフェ巡り
旅行の計画など
楽しい事ばかりを話して
笑わせてくれたり
いつも通りに
自然体でいてくれる事が
とても嬉しかった

駆け付けてくれた友達は
私の顔を見た瞬間
大号泣


つられて私も大号泣



なんで
もっと早く
言ってくれなかったのと
病気だなんて
信じられないと
ずっと
私の背中をさすりながら
大丈夫
絶対に大丈夫
祈っているからと
泣きながら
沢山の思いを伝えてくれた
必ず
復活して
いつも通りの
元気な私に戻ると
約束をした

私の好きな


アレコレ買い揃えて
個室の病室を
華やかにしてくれたり
前向きになれる本や
免疫力アップの本
お見舞い返しは
元気になる事だからね

ちゃんと元気になるって
絶対に約束してね

何度も何度も
いつもそう言って
お見舞いに来てくれた大事な友達

大親友の存在
手術前夜も…
『風邪をひいちゃって…
会いに行きたかったのに…』
と残念そうに
朝に電話をくれた親友が
夜もまた
電話をくれて
唐突に・・・
親友

『病室のカーテンを開けて!
自販機の前に
パッシングしている車

病院から300M位離れた場所に
周りには何もなく
ただ自販機だけが
何台か並んでいる場所に
駐車している車が
何度もライトを
パッシングして
合図をしてくれている
テレビの
ワンシーンみたいな光景を
慌ててソファーに駆け登り
出窓に登って
親友の車を見付けた瞬間
大号泣の私



手の甲にしていた点滴が
逆流しているのも
気がつかないくらいに
向こうからは
見えていないかもしれないけれど
私も
何度も何度も
大きく手を振っていた
親友の
優しさが
身にしみる
止めどなく
溢れ出る涙が止まらない
電話をしながら
私『見えるよ。見えるよ
来てくれて


ようやく言えた言葉だった
親友『熱はないけれど
風邪っぽくて
うつしたら大変だし
それでも・・・
少しでも近くに行きたくて』と
山形から
仙台へと1時間半かけて
会いに来てくれた親友
その言葉を聞いたら
何がなんでも
会いたくなって…
お互いにマスクして
一階の病院ロビーで
ガラス越しに・・・
顔だけでも見たいと願う
私のワガママに答えてくれた
でも・・・
顔を見たら
やっぱり・・・
手も握りたくなって…
少しだけでいいからと
そばに来てもらった
親友『明日の手術の時も
朝から来るから
駐車場でずっと
手術の成功を
祈り続けているから』と
親友『だから・・・
独りきりじゃないからね
ずっと傍についてるから
安心して
頑張ってきてね』
と・・・
勇気を与えてくれる言葉を残し
まだ明日ねと
笑顔で帰っていった
親友の
優しさと支えを
身にしみて感じた時間
いつも親友は
悲しい時には
共に涙を分ち合い
同じように涙してくれる
嬉しい時には
自分の事のように
喜んで
笑顔で私以上に
ハイテンションで
嬉しそうにしてくれる
悩みも
愚痴も
相談するのも
色んなことを
彼女だけには
全てを打ち明けてきた
私のことを
1番の理解してくれて
どんな時も
支え続けて
応援してくれる
大切な親友
だから親友のためにも
まだまだ・・・
生きていかなきゃ
大切な人達に囲まれ
みんなの想いを胸に
励ましや支えや願いを
お守りとして
明日の手術を
頑張らなくちゃです
きっと・・・
手術が成功すると
強い気持ちで祈りながら
続く→⑭