ユッカ属
通称「青年の木」として流通しています。太い幹と鋭く?硬い葉が特徴のポピュラーな観葉ですので、皆さんも見かけた事があるのではないでしょうか。小鉢から大鉢まで様々な大きさの鉢があります。写真の物は大鉢になります。
以前、京都に旅行で行った時、鴨川沿いの遊歩道の植え込みに、このユッカが直植えされていたのを見て(優に2mは超えていました)「北海道とは違うなぁ」と思ったものでした。
性質は非常に頑健で、高温乾燥を好み、耐寒性は北海道の冬の風除室でも大丈夫な位です。勿論日当たりの良い所では、育ちすぎるくらい育ちます。また、半日陰程度なら問題無く成長します。
灌水量は、極めて少なく、置く場所にもよりますが、一ヶ月に2ℓ程度でも大丈夫です。ですので、逆に灌水が多いと植物がダメになる事がよくあります。
病害虫にも強いですが、唯一注意しなければならないのが、「うどん粉病」です。これは、葉の表面等に、うどん粉を振り撒いたように白くカビが生える病気で、光合成が出来なくなり、果実のなりが悪くなる等の被害が出ます。
予防法は、葉や株の間隔をあけて、風通しを良くする、肥料のやり過ぎに注意する、適度な湿度と日当たりを確保する、等です。
症状が出て初期の場合には、木酢液や食用の酢(50倍程度に薄めて)をスプレー等で散布します。また重曹も効果があります。
症状が進んだ場合は、葉を除去する、薬剤(ベニカX等)の散布が必要となります。
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