宮古市田老地区2012/05/17 | 横山武志建築設計事務所blog

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若手建築家のアイデアの素

1日目も陸前高田を後にして、気仙沼、大槌、釜石の市街の有様をみる
陸前高田同様、1年間の時を止めたままの街が多い
興味深いのは、津波に被害にあったところとそうでないところの差
湾の向き・形状により、被害の差が大きい
津波の威力も、住宅の基礎が残る場合と、そうでない場合

場所まちまちで、その状況は様々

2日目は、宮古市田老地区

横山武志建築設計事務所blog-120528田老

田老地区と言えば、巨大な堤防の街

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前回の被害により、このような大きな堤防を備えたが
結局防ぐことは出来なかった。

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第一堤防から第二、第三堤防
強固な堤防を築いたが、第三堤防は脆くも崩壊


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堤防の間のコンクリートの補強板がポツポツと取り残され、残る

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この大きな堤防を乗り越え、津波は高波となって堤防の中に侵入
街はほぼ壊滅し、基礎すら残っていないところがほとんど。


横山武志建築設計事務所blog-田老

街の高台より、堤防を見る。
山に近い集落は、ほとんど被害がない

この田老地区は、幾度となく、津波の被害にあった地域
山がちに住んでいる人は、以前の津波で被害にあって高台に住まいを移した人が多いという

この高台には、過去に経験した津波の被害者を弔う碑が幾つもある

今回は、今までの事例同様、教訓として学べるでしょうか?