岩手教育会館 | 横山武志建築設計事務所blog

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若手建築家のアイデアの素

被災地ツアーを終え、折角岩手まで来たので
盛岡市内建築巡り
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まずは、岩手教育会館へ
先日亡くなった菊竹清訓氏による
竣工が1965年というと、もう40年超の建物。
しっかりメンテナンスされているようで、
劣化はほとんど感じさせない。

規模は、地下1階地上7階
大ホール、貸し会議室、ギャラリー等々、
HPによると
「岩手教育会館は明治の岩手教育会を前身とし、昭和、平成とかけて教育の振興の拠点として、県内教職員の皆様方や保護者、県民のために福利厚生事業、教育文化事業を行ってまいりました。」


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場所は、盛岡城址公園の西側
敷地は南北に長く、4階から上部が片持ちで迫り出している
上階部分のサッシの連続が非常に印象的

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1階部分は、店舗、会館入り口と大ホール入り口

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大ホールエントランス、ホワイエ

現在の用途からみれば、ホワイエ空間はかなり狭い
外部に広場的なものもないので、
人だまりも処理しにくいし、交通的にも少々難ありか?

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ボールト形状の天井とルイスポールセンの照明器具

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裏手に回ると、南端の片持ちは印象的
いかにも菊竹氏の威風があるデザイン

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裏手はぼこっと
大ホールの舞台裏空間

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裏手の道路は、旧河道でその落差を利用して
ホールを作っているのが分かる

西側はまさに裏方的な造りとなっている