最近、住宅を建てたい方との面談や相談が多く
購入を検討している敷地の状況の調査が多くなって来ました。
ここ数ヶ月の土地の値下がりや税制優遇の効果もあり
自宅を建てたいと思う人が多くなっているのだと思います。
依頼があれば、検討している敷地の法的条件を調べたり
現地に行って、状況を確認したり、微妙な判断は、役所に確認しに行ったりします。
自分のイメージを膨らませながら、どのようなボリュームが建てられるか?
そのようなことを想定しながら、設計前の条件を整理していきます。
面談等でその概略を伝えるのですが、驚かれることが多くあります。
その情報の殆どは、物件情報に書いてあることですが、
不動産業者から紹介を受けたときに、詳しい説明を受けていないこともあるようです。
「都市計画道路あり」との記述があり、目の前の公園がその予定地であったり
(※おそらく道路が出来るのは数十年先ですが....)
擁壁があったケースでは、法的には、不適当な状況であったり
そのようなことが正しく伝わっていないことがありました。
(調べりゃわかるコトを調べていない!)
擁壁のケースについては、役所に出向き、状況を説明しながら
不適合の理由と対応策を練ったのですが、
不動産業者からの説明は、「今までの経験上、そのままで建設は可能」との回答
そしてその根拠は、なし(今までの経験上か?)
「根拠がない」との回答には、不動産を扱う分野の同業者として
かなりショックを受けたのも事実です。
今回のケースは稀な例と思いたいですが、
この担当者の方には、「3%+6万円の手数料」の意味を考えて貰いたいです。
土地と建物は、別々に考えがちですが、
完成を見据えたカタチでのビジョンを、我々、設計者が当初からアドバイスできればと思います
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