施主から見積図のチェックバックが返却され
昨日は、夜までその検討打ち合わせ。
2/3の図面に目を通し、幾つかの項目は
結論を先延ばしに
枠廻り、躯計図、平面詳細図等々
図面個々の整合性、意匠、構造、設備とも含め、
再チェックをする。
一度図面をまとめないと、問題が明確にならないことも多く
修正作業はかなり多い。
しかし、プロジェクトの着工、その先の竣工の予定は決定しており、
それに向け、逆算して確認申請のタイムリミットも
決定している。
現在は事前相談中。
図面はFIXの状態なのはずだが、
現実には、調整が必要なところもある。
付属棟のある部分の梁の高さが100mm変更できれば
追加の空調機が上手く納まるのだが、
現時点での変更はスケジュール的には不可能。
以前であれば、「変更」で何とか対処できる変更であり
現場進行中に納めていたところが
法改正後の現在であれば、「出し直し」になりかねない。
プロジェクトの施工者は未決定。
施工者により、ディテールの考え方は異なる。
このような調整は、日常的であり
それを納めていくのだが、その選択肢は狭くなっているのが実情であろう。
法改正により、全ての基準を
確認申請時の「図面」に求めた結果だが
日本の「設計」「施工」においては、
元々「指針」であり、竣工に向け、精度を高めるものであった。
とは言え、残念ながら法は変わり、
それに遵守した対応をしなければならない。
さらに設計以外にも「住宅性能評価」や「CASBEE」等の対応も求められ、
さらに作業量は増える。
その中でクリエイティブを発揮しなければならない..
悩みは多い...