表題の件について
需要はまったくないと思いますが
覚え書きのようなものをつらつらと書きます

社会人になりたてのころ
東京人になりきろうと、背伸びしてポパイやホットドッグ・プレスをよく買った
そんな雑誌のエッセイに片岡義男さんの記事が載っていて、彼の小説を読むようになった
彼の小説は、波乗り、ハワイ、バイクなど気になるワードがおおく、それでいて都会の男と女のサラッとした恋愛模様を描いてあり引き込まれていった
そして彼の本はフォトブックといわれるようにカラーの写真があちらこちらに溢れていた
そう
活字だけでなく写真もみれる
当時としては画期的
ハワイ島などの古きよい街並みをそのまま切り取っている
アングルが良いのですよ
あ~また読みたくなった、屋根裏に探しにいこうかな
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同じころ
北方謙三さんの小説も貪るように読んだ
ハードボイルドな漢の世界を描いたらピカイチである彼の作品は、読みだしたらとまらないスリルある展開
そして短いセンテンス
そのほうが臨場感がでるからと聞いたことあります
ちょっと闇をかかえているときでもあったので、身体が欲していたのかもね
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二十歳をすぎると、友だちが村上春樹をやたら勧めるので読むようになった
最初は入りにくかったな
なんて読みづらいんだ!と苦労した記憶がある
それが3冊くらい読むとあら不思議
村上ワールドにどっぷりハマるんだな
今では彼の作品は予約してまっさきに買います
そして
もったいないから少しづつ読む
悪くない
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三十代になると司馬遼太郎さんの小説を読むようになった
彼の作品は時代小説だけど、それだけでない気がします
へたな自己啓発本を買うより彼の作品を読んだほうがよっぽどためになる
とくに吉田松陰と高杉晋作を描いた「世に凄む日々」がいいですね
書生になりたくなったのもこのころ
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40代になると石田衣良
これ何がキッカケだったかな
たしか「北斗」という作品を友だちに借りてから読むようになった
「池袋ウエストゲートパークシリーズ」も良かった
20代から30代は池袋で仕事をしていて西口公園はよく通った
あの噴水広場の雰囲気は独特だった
たしかに悪そうな人もいた
噴水近くで路上ライブもやってた
あのエネルギーあふれる街が懐かしい
ちなみに石田衣良は芸名で
本名の石平という苗字からとったそう
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ここ最近のお気に入りは喜多嶋隆さん
彼の作品は、片岡義男さんの作風に似てるけど、愛情がある
片岡義男さんの作品はドライなんですよ
そこが良いところなんだけどね
それが喜多嶋さんの作品は、同じハワイであったり海辺の物語なのに、人を中心としてそこに音楽がある
で、その音楽の選択がドンピシャなのですよ
ホント、喜多嶋さんの思考は自分とそっくりと思うくらい、音楽のセンスが合っている
なのでストーリーの展開もだいたい分かってしまう
ちなみに
ボクも拙作「大滝詠一を聴きながら」をエブに載せたけど、そこに音楽が流れたらどんなにいいだろうと思い、こちらでも載せました
まったくの自己満足だけど、これ良いね
音楽を聴くと、あのころの空気や匂いを感じることができるのですよ
なんだかいろいろ書いたけど
活字が多すぎるのでこの辺にしておきます
いつも本を買うときは
コナズコーヒーに予約を入れてからブックオフで購入します
※ たまには新書も購入しますよ(笑)





