大滝詠一を聴きながら 3 | コーヒーもう一杯

コーヒーもう一杯

日々を楽しく まったりと過ごせるといいよね。

3回目です


福島さんは20代前半くらいの七三分けで、真面目そうな人。

ちょっと下唇がでているところがイジリポイントかもしれない。

丁寧に接客の仕方を教えてくれる。

グラスや皿の持ち方のレクチャーには感動した。

まずグラス。

左手のひらを上にしてグラスを3つ置く。
そして右手で1つグラスを持つ。
都合4つ。
グラスの飲み口に手を触れない方法だとこうなるらしい。

慣れるまでは左手の収まりが悪くヒヤヒヤする。
お冷なだけに。(笑)

次にお皿。

左手の親指と人差しで下から皿を支えて、残りの指で2皿目を持つ。

3皿目は左手を少し内側に曲げて腕と皿の間に収まるように置く。

そして右手も2つの皿を持つ。

料理がのっているので皿を重ねる訳にいかず、皿の下の指は悲鳴をあげそうだ。


今日は練習で通路を何回か往復しただけ。

練習しているボクを横目に、直美ちゃんはサーロインステーキセット3つを楽々運んでいる。

直美ちゃんはぽっちゃり系だけど動きが速い。


今日のボクのメインはお冷サービス。

お客さんの様子を気にして、水が減っているようなら足すこと。

水の入ったケトルを持ってウロウロ。

水が半分くらいに減っていたら
「お冷いかがですか?」
なんて聞くのだ。

今日はこの仕事がメインだったので、レストラン内を衛星のようにウロウロしていた。

たまたま食事が終わったお兄さんがいて、お冷を足したら
「いいタイミングだね、ありがとう」
と言われた。
ただ、それだけでも嬉しい気分。

あと、教わったのはバッシング。

何のことかと思ったら、お客さんが帰った後にテーブルを綺麗にすること。

食事の後だから皿など重ねてもよいので初心者向け。

最後にキュッキュッとテーブルを拭けば終わり。


そこで問題。

中間バッシングって分かる?

お客さんが料理を食べたあと、コーヒーなどを飲む前に食器等を片付けること。

デザートやコーヒーは綺麗なテーブルで頂きたいもんね。

だけど、これは初心者にはレベル高い。

ボクなんか食事終わったかどうか、パッと見は分からない。

かと言ってテーブルの近くで食べ終えかけたお皿をマジマジと見るのも失礼だし。

人によっては好きなものを最後に食べる人もいるし。


そこの君!注意してくれよ。

隙を見せると中間バッシングしちゃうぞ。


気がついたら9時を回っていた。

今日はこれで終わり。

ボクは店長と仲間に挨拶してロッカーへ戻った。

タイムカードを押して終了。


蝶ネクタイから解放されたボクは意気揚々とチャリで帰った。

冬の寒さが心地よい、オリオン座が東の空に輝いていた。