今日も前回の続きで、先日開催された美容外科学会の
塩谷先生の講和の続きです。
テーマは
《アンチエイジングと容姿のメッセージ性》
です。
以下前回の続き・・・
額にしわが寄っている・・・眼瞼下垂
老化の３大現象
１．しわ
２．スミ
３．たるみ
今回は「たるみ」に関して取り上げます。
顔の形
２０代・・・顔が逆三角形
３０代から４０代・・・四角形
老化すると・・・三角形
原因は「たるみ」
皮膚の老化の原因
１）紫外線による光老化
２）活性酸素による細胞の酸化
３）皮膚の乾燥
４）真皮が薄くなる
皮膚の老化の原因の８割は光老化
若い頃は肌のキメがそろっている。
４０代６０代、８０代と年齢を追うごとに、キメが崩れてくる。
これが小じわの原因となっている。
皮膚の老化をどのように食い止めるか！？
できれば多少若返らせることができるか！？
１．化粧品によって・・・。
医療の分野では・・・
スキンリサーフィシング・・・皮膚を張り替える
古い皮膚をはがして内側から再生させる
皮膚のアンチエイジングには、以下のような手法が用いられる。
２．スキンリサーフィシング
ケミカルピール
薬品によって肌を浅く焼く
最近よく使われるフルーツ酢酸・・・小じわを取るだけでなく、シミも取る
若い人はニキビにもいい
レーザーピール
最近人気があって新たな分野が出てきている。
「しわ」「たるみ」にも使われるが、最も効果があるのは「シミ」の治療
一口にシミといっても１０から２０くらい種類がある。
その種類に対応していろいろなレーザーができてきている。
場合によってはレーザー治療すると悪化するものもある。
内服治療、紫外線防止の方がいいということもある。
よって診断は専門家しかできないので、軽々しくレーザーを
使う前にしっかり診断を行う必要がある。
マイクロアプレーション
３．皺取りの手術
何時間も施術に時間がかかる割に効果がわかりづらい。
しかし施術を希望される人は多い。
４．ヒアルロン酸、コラーゲン
真皮にヒアルロン酸やコラーゲンを注入していく。
豊齢線を消す
最近の医師は大半がヒアルロン酸を用いる。
コラーゲンは牛から取るので、狂牛病で問題があったり
３割くらいしか過敏症で使えない等
ヒアルロン酸が一番使いやすい。
ただしヒアルロン酸は吸収されてしまうので、効果が一時的。
半年毎にやらなくてはならない。
吸収されにくいものを使ってトラブルとなるいかさま医師も多くいる
ので警告が必要。
吸収性のいいところは効果も半年だが、副作用も一時的。
非吸収性のもので副作用が出てしまった場合、元には戻らない。
５．ボトックス
ボツリヌス菌という食中毒のばい菌が出す神経力を筋肉に
注射させることで、筋肉を麻痺させ筋肉によってできる皺を解消する。
効果は、半年くらいである。
アメリカではよく使われるが、日本でも最近許可になっていろいろ
使われるようになってきた。
顔面皮を麻痺させるので、使い方によっては顔がいびつになったり、
表情がなくなったりすることがあるが、最近では洗練されてきたので、
あまり心配する必要はなくなってきた。
しかしやはり熟練した医師に施術を受けた方がいい。
ここから術前、術後の症例をモニターによって紹介・・・
移行は次回・・・
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