こんにちは 東京の行政書士 横田 あずまです。

 

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みなさんこんにちは!

 

お盆も明けてビザの問い合わせが増えてきました。

 

最近では、今回アップしている記事の申請人の方の母国の同郷の方のリカバリー案件にそろそろ取り掛かろうかという状況になっております。

 

なお、この方は、元留学生でオーバーワークで不許可になり、帰国困難の特定活動ビザで在留中です。

 

すでに2022年6月に入管が周知しているとおり、コロナで帰国困難のために特別に現在認められている特定活動ビザは、多くの方にとっては、次回の更新許可が最後となります(入管は以後の更新は許可しない方向です)

 

この方にとっても、最近更新した帰国困難の特定活動ビザが最後のビザになりますので、まさにラストチャンスになります・・・・・

 

前回同様のご案内になりますが、コロナウイルス・オミクロン株BA5蔓延しておりますが、変わらずビザのご相談の面談(対面またはオンライン)はやっておりますのでご安心ください!

 

さて、今日は前回の続きの第3弾になります。

 

「オーバーワークの留学生の留学ビザ更新不許可の寸前ギリギリからのリカバリー許可」についての続編3回目の記事でラストの記事になります。

 

オーバーワークに関しては、近年は入管の態度が厳しく、なかなか挽回が困難とされている状況です。

 

そのような中でも、資料提出だけで不許可寸前から許可にすることができた成功事例になりますので、オーバーワークの問題に悩む方には参考になる話題かと思います。

 

1回目の記事はこちら=オーバーワークで留学ビザの不許可ギリギリから 追加資料提出で許可となった事例をご紹介!① | 東京 新宿 かかりつけの外国人ビザ専門の行政書士 ソフィア国際法務事務所 (ameblo.jp)

 

 

2回目の記事はこちら=オーバーワークで留学ビザの不許可ギリギリから 追加資料提出で許可となった事例をご紹介!② | 東京 新宿 かかりつけの外国人ビザ専門の行政書士 ソフィア国際法務事務所 (ameblo.jp)

 

今日は、引き続き、今回の申請で追加資料の提出をして許可を取れた理由・重要であったポイントについて書いていきます。

 

3,オーバーワークで留学ビザの不許可ギリギリから 追加資料提出で許可となった理由・重要ポイントについて(続編)

 

(1)良いことも悪いことも(有利なことも不利なことも)、「きちんと正しく」説明しなければ、考慮してもらえないし、悪いままにしておけば不許可の可能性が上がります。

 

せっかく良い事情(有利な事情)があっても説明して使わなければ(アピールしなければ)意味がありません。基本的に慢性的に多忙な審査官は基本的に「受け身」です。

 

考慮してほしい良い事情(有利な事情)があるなら積極的に掘り起こして説明・立証してアピールすべきです。

 

ただ、何が良い事情なのか(入管からの評価が高い事情なのか)は、一般の人にはわかりにくいですし、

 

表現や説明の仕方にしても(かえって入管から悪い印象を持たれないように)細部にわたり一語一句に気を使って、適切なワード(単語)やフレーズを厳密に使い分けて文書作成をする必要がありますので注意が必要です。

 

(2)そして、悪い事情(不利な事情)(問題点)については、必ずフォローが必要とお考え下さい。

 

悪い事情(不利な事情)(問題点)についても、何がそれにあたるのか一般の人にはわかりにくい部分があります。

 

入管から見て「何が問題・マイナスと判断されるのか」「どこをどのように疑ってくるのか」についても同様だと思われます。

 

怖いのは、不利な事情・問題点の掘り起こしミスです。

 

例えば、本当は問題点が5個あるのにわずか2個の問題点しか掘り起こせずに(他の問題点に気が付かないままに)、2個についてしか説明書・反省文を提出しなければ、やはり不許可になってしまいます。

 

また、不利な事情・問題点については、良い事情よりもはるかに「表現の仕方」「使う単語やフレーズの適切な選び方」にかなり神経を使わなければいけません。

 

説明や反省の表現や仕方については、(かえって入管から悪い印象を持たれないように)細部にわたり一語一句に気を使って、適切なワード(単語)やフレーズを厳密に使い分けて文書作成をすることが絶対に必須になります

 

ミスは許されませんので、きわめて慎重に作成してください。

 

そして、例えば5個悪い事情があるなら5個の1個づつについて個別のフォロー(1個の問題点につき、1個の反省文&1個の説明書の作成)が必須になります。

 

面倒だからと、まとめて1つの反省文&説明書で対応するなどの「雑な対応」をするのは非常にリスクが高いので絶対にするべきではありません。

 

本当に反省しているのか疑われてしまいますし、

 

そもそも1個1個の問題点についての「深く正確な理解や適切な反省」を示すには、反省文や説明書は1個1個について個別に作成するしかありません(1個でまとめての作成は不可能なのです)。

 

審査官としては、1個1個の問題点についての「深く正確な理解や適切な反省」を確認ができなければ許可は出せません。

 

きちんと専門的なレベルに達するほどの (深く&高いレベルの)反省や問題点の理解が、文章できちんと示されなければ、審査官は許可を出せないのです。

 

つまり、一般的な「ごめんなさい」の反省文(ただ単に悪いことをした自分の事情を書いて通り一遍の反省の言葉を繰り返すだけの一般的な反省文)では、残念ながら 審査官は何も評価することはできないのです。

 

また問題を繰り返してそのたびに「ごめんなさい」を繰り返す人=「信用できない人」と認識されてしまいますので、審査官は不許可にするしかないのです。

 

逆に言えば、「問題を繰り返さない人」=「信用できる人」という評価を審査官から得ることができれば、許可になります。

 

そのような審査官からの信頼を得るには、問題点の詳細な分析や整理、専門的な理解や具体的な改善策の検討等を、文章&添付資料で詳細に説明・立証する必要があります。

 

当事務所はまさに、このあたりを過去の困難案件や不許可案件のリカバリーに多用しており、多くの許可を取ってきました。

 

(3)今回の案件での悪い事情(不利な事情)のフォローの仕方について

 

今回の案件では、申請人のAさんは、腰に持病がありました。

 

ですが、単に「持病があります」と簡単な説明書と診断書等を添えて入管に提出して伝えるだけでは全く不十分です。

 

それでは、入管としては、Aさんに持病があることしかわかりません。

 

Aさんは、そもそも「持病のために学業がおろそかになっているにもかかわらず、アルバイトはオーバーワークするほどに長時間熱心にしている」という事実がありました。

 

それを入管は知っています。そうなると持病はウソの病気で診断書は偽造したものと思われてしまいかねません。

 

学校に行かずに、ウソの病気の報告をしてオーバーワークをした留学生と判断されれば最悪の事態となります・・

 

(残念ながら、日本の公安や治安の維持を担当する入管は、基本的に「申請人を疑うこと」が仕事のお役所です・・・)

 

ですが、実は持病の経緯を詳しく聞き取り調査したところ、Aさんも気が付かなかった説得・立証ポイントの掘り起こしに成功しました。

 

そのポイントを軸に説明・立証をすることですべて理屈に合う説明・立証が可能になったのです。

 

今回の許可には、このポイントの掘り起こしと立証・説明がかなり効いています。加えて以前お話したレベルの高いオーダーメイド式の反省文の提出もかなり効きました。

 

以上になります。

 

ちなみに、今回ご紹介の案件とは別の類似の案件でもオーバーワークで不許可ギリギリから許可を取った事例をご紹介をしておりますのでこちらもどうぞ=成功例に学ぶ 留学生がオーバーワークで更新不許可→婚姻を理由に家族滞在ビザへの変更許可! | 東京 新宿 かかりつけの外国人ビザ専門の行政書士 ソフィア国際法務事務所 (ameblo.jp)

 

当事務所は不許可案件や困難案件がほとんどで、じっくり丁寧に一件一件作成するスタイルを取ってきて日本のビザ申請一筋11年超になります。その経験や知識がみなさんのお役に立てば幸いです。

 

何かあればお気軽にご相談ください。

 

入管・外国人ビザ(在留資格)申請専門 行政書士 横田あずま

 

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