メキシコの漁師と彫刻家 | ヨコオタロウの日記
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「ダーリン」空港で出発便を待つ,幸せでいっぱいの花嫁が言った。
「わたしたち,もう結婚して長い夫婦みたいにふるまわない?まわりの人に新婚だなんて思われないように」

「いいとも」花婿は答えた。「でも,この重いスーツケース。君に運べるかな?」

/ アメリカンジョーク



メキシコのある漁村での小話
http://ossanndream.blog101.fc2.com/blog-entry-231.html

phory さんの日記で思い出した小話。
他の話で好きな物があったんですが、どうしても発見出来なかった。
ので、思い出してなんとなく書いてみる。


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ある彫刻家が市長の彫像を依頼された。
広場の中央に据え付けられる大変立派な物だ。

やがて彫刻家は、馬に乗った凛々しい市長を彫り上げる。

 彫刻家 「どうでしょうか?」
 市長  「ふむ。なかなかいいな。ただ、帽子の角度が良くないと思うのだが」

彫刻家は、大きくうなずく。

 彫刻家 「ああ、やはりそう思われますか。あそこは私も変だと思っていたのです」
 市長  「そうか。では直してくれたまえ」
 彫刻家 「ええ、もちろん。ただ……」

彫刻家はある事を望んだ。
一部だけを直すだけでは済まないから時間がかかる、また繊細な作業になりそうだから、人目を気にせず作業をするため、大きな布で作業場を覆って人が入らないようにして欲しい、と。

 市長  「それでは、そのようにしよう」

それから9日間、作業場からは毎日ノミを打ち付ける音が聞こえてきた。
市民達は、熱心な彫刻家に感心するばかり。

そして10日目。作業場からようやく彫刻家が現れる。

 彫刻家 「完成しました」
 市長  「おお!」
 彫刻家 「ご指摘の部分を含めて、全体的に調整をさせて頂きました」
 市長  「おお、これは素晴らしい!さっそくお披露目の祭りを開こうではないか」

大がかりな祭りが行われる中、ある市民が彫刻家に尋ねる。

 市民  「大変だったろう?あの市長は気むずかしい男だからな」
 彫刻家 「いや、それほどでも。ただ……」
 市民  「ただ?」

彫刻家は腕を回しながら言う

 彫刻家 「10日の間、ノミで地面を叩き続けるのは大変だったが」
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確かこんな話だったような。イマイチスッキリしないから、どっか違うかも。
原典を知ってる人がいたら教えてください。