南足柄市 5月12日/第1回 漁網受け入れ説明会 議事録③(完) | 横須賀の学校教職員・子どもを守りたい 

横須賀の学校教職員・子どもを守りたい 

ブログの説明を入力します。

この議事録は録音の住民テープ起こしです。誤字脱字等確認・編集していたら、南足柄市漁網問題は終わってしまうので、そのまま記事アップします。

南足柄市 5月12日/第1回漁網受け入れ説明会 議事録 続き② の続きです。


野中:20Bq×200トン×200トンだろうとなんだろうとっていう話しだ。そこに入るのは確かに200トンとなっちゃうわけです。ただ飛んでくる放射性物質は先程も言ったように、ここにいる50人から飛んでくるのではなく(聞き取れず)

住民3:では400万ベクレルとしましょう。放射線管理区域というのがある。1立方メートルあたり4万ベクレルは一般の人は入れない。もちろん測り方が違うから何ともいえないが、フレコンバッグの大きさは忘れたが4万ベクレルで普通の人間は入ってはいけない。そういう汚染地帯になるじゃないですか処分場が。 

野中:あの…。実際に電離放射線障害防止規則という昔から規則があるが、そこでは2.5ミリシーベルト、今はμシーベルトで議論するからあれだが2.5ミリシーベルトを超えるようなところで作業する時に限り電離則に従い…(聞き取れず)エリアを確保するし健康診断を受けるよう言っている。東京都は実際に焼却灰を埋めている。

住民3:しかしそれは空間線量であって、その土地を測らないとどの位汚染されているかはわからない。もちろんご存じですよね。

野中:そこに放射性物質が濃度が低い高いかは別にして、そこに埋め立てられるわけだからトータルとしてそこに存在することは事実。 

住民3:で、安全だというんですか。

野中氏:世の中にはいろんな放射能を含んでいるものがあって。

住民3:自然界のものと人口のものは意味合いが違う。同じ放射能ではあるが、自然界のものは仕方ない、太陽からだって放射能はあるし普通に食べればカリウム40も入ってくるし、自然界のものと人間が人工的に作ったのでは違う。人間がやったことですから。一緒にしないで欲しい。

野中:実際に遮蔽されてるわけですよね。

住民3:どのように遮蔽されてるのか。

野中:最終処分場では最終的に土を被せるわけだから。

住民3:土では放射能は筒抜けですよね。ちゃんと鉄なりドラム缶でしないと放射能は筒抜けますよね。土では放射能は遮蔽出来ませんよ。

野中:いえ、いや、あのそれは。(黙る)

住民3:山から放射能が出てる事になるんです。

住民4:説明会の案内をもらったが、昨日東京新聞に大きく報道された。進め方に問題がある。自治会長がもうこれで決まったわけではないと、これから説明していくんだと。しかしこの記事を読む限り決まったようなものだ。3月24~5月7日まで7回役員の中で、その間我々には何の話もなかった。一切知らなかった。説明会の資料でも不安になったが、新聞発表でもっと不安になった。

東京新聞でその後、横須賀市の事が書いてある。横須賀は、黒岩知事が最終処分場に(漁網を)持ち込むと決め、横須賀市長も受け入れを決めて。ところが(処分場)周辺住民からいろんな不安な声出て、その結果、昨年の暮れ全世帯を対象に意向調査を行い、その結果わずかだが反対のほうが多かった。その為受け入れを撤回。1月16日黒岩知事が(周辺住民に)反対された事(理由)にかなり誤解がある。誤解が解ければ考えが変わると確信していると。それから4カ月たち、誤解を解くために県として努力してきた。横須賀市で誤解が解けて受け入れてくれれば何の問題もなかった。神奈川県全体で300トンでしょ。箱根でも不安はあると思いますよね。100トン。でも残りの200トンを南足柄がこんな形で受け入れたというのがどうしても疑問。横須賀市では全世帯を対象にして、ちゃんと説明をして意向調査をしている、その結果反対が多かった。放射能や安全性への懸念が3分の1を占めてる。誤解かもしれないが誤解が生じているのは事実。南足柄はこの説明会で済ませてしまって、東京新聞では全市民に回覧や広報で知らせると書いてある。知らせただけでいいのか。もっと全住民に対して、もっと丁寧に説明して不安をなくすという努力、誤解であれば誤解を無くす努力、今安全だって言うのなら、みんながもっと安全だと納得させる努力が必要。

実際にはお金が凄くかかる。聞いたところによると6月の議会で予算を決めて、そうでないと進まなくなるという事も聞いている。そうなるともうすぐ決まってしまうんですよね実際には。その後に南足柄の他の市民にどうやって説明してどうやってそういう人たちの意見を受けていくのか。これからこういう説明会をやっていくのか。横須賀市の事は今どうなっているのか。

横須賀がだめだったから他にって、あんまり説明しないほうがいいから早く決めちゃえってとらえかねないので、今やってる事が。その辺きちんと説明してほしい

石田副市長:二者協議会7回。組長会議で説明してきた中で安全性は二者協議会・役員会では確認と方向性がでた。それで住民に説明するということで(説明会が)12日に設定された。その中に発表があったが5月5日に(12日説明会実施のお知らせ内容の)回覧を出してもらったが5月10日には新聞で報道があった。うちが特に報道で発表したわけではなく日々の取材の中でやることである。同日5月10日には議会があり、その中で説明した議会は市民の代表ということもあり議会の議員さんすべてにその中で説明したという事であるとなると、やはり公表という事と同じということで急遽記者会見をやった。

6月議会という話だが、確かにまったく皆さんに納得理解を得られた上であれば6月議会で…先程、星野部長からもあったように洋野町の方々の事を考えると…。青森県との県境ということで冬の訪れも早くなる作業が厳しいから10月中には搬出をしたいという意向もある。決定ではないがそれに合わせると6月に予算的な事を。先程経費がかかるという話があった。国・県からお金が出るわけだが、出た上では市の予算になるので、そういうものを認めてもらうのにはこういった期限が想定されるという意味での説明をした。

野中:横須賀の話をします。神奈川県は全国的に稀で…。黒岩知事が、うちには最終処分所がある何か協力できないのかという素直な気持ちで…・地元の住民の理解が得られれば。 焼却灰は濃度が濃くなる…で、横須賀の反対意見として、放射能で汚染されたものを全国にばらまくのはおかしい。放射能は目に見えない。それが3分の1。広域処理運賃が無駄になるのでは。被災地の現地雇用をしたほうがいいのでは。それで大体6割。それについて知事は安全性についてで100Bqの話だった。知事は地元と接触したが今も進展していない。

住民4:つまりなかなか説明しても誤解が解けていないということですね。理解してもらえてない。東京新聞でもそう書いてある。つまり住民は不安が解消されてないんです。が、しいて言えばこの(横須賀の)やり方は正しいと思う。住民全体にきちっと説明して皆の意向を聞きながら決めていこうと。それに対し、戻ると加藤市長は6月までに結論を出したいと書いてある。

しかし一番大事なのは我々の不安を払しょくする事だ、地元の人たちの。もしこういうやり方で決めて、わきに持ってきてからいろんな不安が出てくる、不満が出てくる。その時に南足柄市民が大きく割れていくと思う。市への、行政に対する不満が出るだろう。それを防ぐのには、自治会の役員さんの中にはきちんと説明してきたんでしょうねで、理解を得られたって言うんでしょう。しかし、その間に我々に何の説明もなかったことに一番問題があるんだ。しかも今日も、南足柄の雨坪という一つの自治会で(説明会を)やって、なんかこれで終わってしまうみたいな話だ、地元の説明だけで。これは南足柄全体の問題、もう少し言えば先程狩川の話もでたが、もしも漏れて流れてしまったら、小田原にまで迷惑かけてしまうことになる。放射能は絶対に消えないから、そういうところまで本当に不安や疑問を払拭する努力をするべきだというのが自分の意見だ。(拍手)
石田副市長:理解を得る前に結論を出すというのはもちろんない。それは安全性の確認というのが大前提。
住民4:そのこと言われたんでもう一言。今後全市民に回覧や広報で知らせる、しかも市長は記者会見の中で、6月までに結論を出したい・受け入れることを決めて秋までに(漁網を)持ってきたいと言っている。
石田副市長:だから、そういう理解をもらった時には6月に洋野町の意向も、本当に困ってる被災地の為に希望が叶うのであれば、なるべくそういう方向でいきたい。

住民:復興予算はいくらでるのか。南足柄市はそれを貰うんですよね。

住民4:先程も言ったが洋野町のこともよくわかる、困ってるのは。早くしなければならないのもわかっている。で、一番大事なのは、何が一番大事かといったら私達市民だ。そのことをしっかり自覚して欲しい。理解を得られたからと言っても、この記事を読む限りとてもじゃないけど6月までに(理解を)得られないと思ってる。だって全市民にどうするかなんてまだ何も決まってない、南足柄市民には。そういう中でどのような努力をするのかって何もないわけです。今日雨坪の中で、今日説明を聞きました。納得したかどうか知らないが一つの手続きとして終わってしまえば、加藤市長が言ってるように6月までに結論を出すと言ってる。そこに問題があるんじゃないかと言ってる。

石田副市長:説明会については、まず隣接した自治会にしたいと思っている。 

住民5: 私は今日はスタートラインだと思っていて来たのだが、どうもこの状態だと私は絶対に受け入れ反対だ。雨坪だけの問題じゃない。この辺だと、甲府断層や地震の活断層もあるわけだし、そういった時に雨坪の埋め立てが安全とは誰も言えない。原発は安全だと学者の人が言ってた状況の中で今回の事が起きているのだから、南足柄市民でまず説明して納得してもらわないと受けてはならないと思う。是非そういう方向で進めて欲しい。


…第一回目の説明会議事録は以上。

これから第2回目議事録をアップします。