南足柄市 5月26日/第2回 漁網受け入れ説明会 議事録〈1〉 | 横須賀の学校教職員・子どもを守りたい 

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この議事録は録音の住民テープ起こしです。誤字脱字等確認・編集していたら、南足柄市漁網問題は終わってしまうので、そのまま記事アップします。


15時~開始 


自治会長あいさつ:放射能のことは安全性が確認できた。その後、組長も含め話し合い、問題ないということが確認できた。で、ぜひ協力しようという事で住民説明会を開いた。

住民説明会で雨坪が受け入れをするしないを決める所ではない。

処分場が雨坪にあるから、市としてはまず地元の住民の理解と協力がなければ先に進めないということから、雨坪から説明会をしたわけで。それから他の自治体に話がいくわけで。賛成反対を問う場所ではない。安全性を理解してもらうための説明会だ。
前回、私どももびっくりした、ああいう方向に(説明会が)いくとは思ってなかったから。 とにかく数字で0.なんμシーベルトとか20ベクレルがとかじゃなくて、今、洋野町の人がどういう生活をしているかということを考えて欲しい。彼らは防護服を着てるわけではないし、防護マスクをしてるわけじゃないし、核シェルターにもぐって生活してるわけじゃないし、私達と同じ条件の中で生活してるわけです。それが一番の安全である証拠。皆さんがあそこ(洋野町)から危険な物を持ってくるとはけしからんと言うなら、それは洋野町の皆さんを愚弄している。馬鹿にしている。洋野町の人達は、そういう危険な所で生活しているのかということになるわけです。そうではない。洋野町は青森との境目だけど、じゃあもっと近くの仙台市とか気仙沼とかあまい市(かまい市)?とか、福島第一原発に近い大都市がある。そこでニュースとか見ても、別に核シェルターに入ってるわけでもないし防護マスクをしてるわけでもない。ここと同じ生活をしている。ですから前回説明したように、粗大ごみと思ってもらっていいです。あちらのゴミを持ってくる事によって、こちらの処分場の寿命が短くなる、その事のほうが問題だということで、みなさんの協力なしに、とても東北の3県の、いつもニュースで報道されてるけど、実際には青森も茨城もあるいは北海道の釧路も被害を受けている。そちらはあまり報道されていないんで、まあ、そういうところの人は実際本当に苦しい思いをしている。2年2カ月経つのに未だに家が建てられない。がれきとか漁網もそうですが、山積みになっているので道路は出来ない。家が建てられなければ人も集まらない。人が集まらなければ店も出来ない。全然復興が進んでいないというのが現実。ということで雨坪としてはステップを踏んで、それぞれの役員に説明・話をして、これからどうでしょうということで、これから受け入れに向けて住民説明会をということで協力をお願いします。(拍手)

石田副市長:本日は、雨坪自治会員の方の貴重なお時間を有難うございます。先程自治会長さんが言いましたように、東日本大震災の支援、漁網受け入れについて説明する。 

現在まで雨坪の二者協議会、自治会役員会を経て5月12日に説明会を開いて、引き続き今回が二回目になる。漁網の受け入れについては安全性が大前提である。岩手県洋野町の漁網の安全性については、これから資料に基づき市民部長が説明する。洋野町の災害廃棄物について洋野町の町長が次のようにコメントしている。

「災害廃棄物の放射線濃度は検出下限値未満である。国が定めている一般食品値の100ベクレルを大きく下回っている。町民は災害廃棄物の近くで生活しているので、その安全性は身をもって確認している事をご理解いただきたいと思う」とコメント。
いつどこで災害が発生するかわからない状況の中で、本市も被災地になる可能性がある。被災地の方々を想う時、困った時はお互い様という考えで被災地の漁網の広域処理に協力し、被災地の一日も早い復旧復興を支援したいと考えている。何においても安全性の上に立って進めるので、理解の程よろしくお願いします。本日はよろしくお願いします。

司会:それでは前回説明会で出た質問等について、市民部長の日比野さんから。

日比野市民部長:(資料をそのまま読む)

司会:それでは質疑応答。挙手して組と名前を言ってから。

住民1:前回出てないのでわからないが、自分は反対ではない。ただ、安全安心の問題というのは基本的に信用するかしないかのこと。質問はまず1ページ目の。

南足柄市民なんですけど漁網が来ることは知らなかった。この話が来る前に話があったのか、いつ来たのか。そして4月に入り神奈川県から受け入れの呼びかけがあったとあるが、これは南足柄市だけに呼びかけたのか、あと、県内では雨坪の処分場だけが受け入れ可能なのか、他にあるのか。助け合いというならば安全だというのなら、200トンをもっと細かくしていろんなところで受け入れれば助け合いの精神ってことになるんだが、そこが疑問。


それから、②ページ目の6番、300トンについて神奈川県に広域処理の要請があり、とあるが、誰が神奈川県に要請したのか。

私の理解では、神奈川県の黒岩知事が勝手に行ってきて受け入れるよと、言ったように思える。要請手続き上、県として受け入れたいのですが、それでいけそうだなということでなったのか、どうもそうでないように思える。それから安全安心という事によると、助け合いなら各地でやればいいし、なぜそれが出来ないのか。2番目の雨坪の処分場の件で、最終的にはお金の問題になってくると思うが、今回の漁網なりがれきでも、受け入れを検討しただけでもお金が入るということで、例えば、皆さんも(市・県)今日は仕事できているわけですよね。これだってボランティアでやってるわけではないですよね。ただ今回の事について、この埋め立て費用としてどういう性格のものが、どのように県に入ってきて、それがそれ以外に実費として入ってきて市にどのようお金が入ってきてと、その辺のところも聞きたい。

石田副市長:市の~、え~、その~、災害廃棄物処理が進まない状態がある。その中で何とかお手伝い出来ないかと、え~、あ~、漁網については手付かずということで、え~、あ~、その~、あの~、あ~、色々調べていただいて、それを受け入れられないかと、え~、あ~、最終処分場のある、え~、あ~、二者協議会のほうにご相談申し上げたというのが経緯です。
住民1:それは洋野町の話が出る前に二者協議会があったんですか。洋野町の漁網の話はありました?洋野町の話の前か後か。
石田副市長:そういう意識はあった。
住民1:意識はあった(笑)ふっ。
石田副市長:ただ、具体的に洋野町の漁網の広域処理が困ってるという話はその後にあったということでございます。 



…〈2〉に続きます。