昨日は小雨が降ったり止んだりとパッとしないお天気でしたが
予定通り東北楽天GイーグルスVS読売ジャイアンツの2軍戦が
行われました。
月曜日から腹痛と高熱を伴い、急遽大学病院で
診察していただき、夏風邪との診断結果でしたが
土曜日までにはおかげさまで快復しました。
12:30前に球場入りしてバックネット裏の選手控室へ通されました。
球団スタッフの方から一通り始球式の流れの説明があり
出番を待ちました。
息子は時間までプロの選手たちの練習風景を見学し、
ちょっと興奮気味でした。
12:50になりいよいよ本番となりました。
鈴木利府町長、私、妻、由宇人の4人でピッチャーマウンドまで
ゆっくりと歩きました。
しばらくの間、うぐいす嬢より息子の発病~募金活動~移植までの
闘病プロフィールがダイジェスト版で紹介されました。
そして利府町長の挨拶・・・
「県民、町民の皆様の由宇人君を助けたい想いがこのように
元気になり叶いました!どうもありがとうございました。
由宇人君は元気になったら始球式をしたいっ!と言っていました
今日、その夢が叶います。
利府町民を代表して御礼申し上げます!」
しっかり聞いていた由宇人、「ぼく、そんなこと言ってないってばぁ~!」
マイクがしっかり声をひろってしまい、巨人軍の選手たちが爆笑。
うん。君は言ってない。
けれど町長さんは去年確かに言ってくれたんだよ。
「元気になったら始球式を考えています」って。
そして本当にその約束を守ってくれたんだよ。
町長さんはやる男だね。
君もそういう男になるんだよ。
そして台本上、次はオレの挨拶の番だと深呼吸してスタンバイ
しましたがうぐいす嬢は「・・・・・・・」なぜか無言。
由宇人の発言にまさかドン引き!?
町長があれっ?と気づいたのか「んじゃひとまず戻るか」
と一塁側ベンチへ一度ハケました。
そしてそのまま選手紹介のフィールドインタイムに入り、一人づつ
名前が呼ばれそれぞれのポジションへ散らばりました。
「えっーーーーーーー!まさかのすっぽかしぃ!?」
と内心がっかりしましたが
試合前のセレモニーはそのまま進行しました。
そしてついに始球式へ・・・・。
由宇人と2人で手をつないでマウンドへ向かいました。
実際にはホームベースとピッチャーマウンドの中間地点まで。
どう考えても届かないのでそこから投げることにしました。
主審のお兄さん(微妙な年齢であろう方)が
「じゃあ、お兄さんがプレイボールっ!」と言ったら投げるんだよ。
と聞くと息子は「うん」と一つ頷きました。
私は「よーし、練習したように投げてみよう!」と声を掛けました。
「プレイボーォォォォルゥゥッ!」の微妙な年齢のお兄さんの
声の後に
軽く足を開き、セットポジションの体勢から「ヒュッ!」と
感謝の一球を投げることできました。
「ぼくが病気に勝てたのは応援してくれたみなさんのおかげだよ!」
という気持ちを込めて投げたと取ってあげてください。
思いっきりカットされましたが本当は一言御礼を述べさせて
いただきたかったです。
なかなかこういう機会もありませんので。
残念です。
昨日言えなかったのでせめてブログで言わせてください。
息子はおかげさまでこのように元気になりました。
1年前の約束を本日叶えさせていただくことは
宮城県民、利府町民の皆様の善意のお力のおかげで
あると心より感謝申し上げます。
私どもは皆様に救っていただいたことを一生忘れません。
そしてそのご恩返しはスコッピングでお返ししてまいります。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
後方は先発の長谷部投手
もらいました。フォーっ!
シラッと青春。。
バットをプレゼントしていただきました。