帰国をさせていただいてから2ヶ月が経とうとしています。
息子の止まっていた時間が動き始めてから
少しづつですが以前のような日常を取り戻しつつあります。
病気になる前と変わってしまったことは
1日に2回決まった時間に免疫抑制剤を飲まなければならないこと、
体力と筋力が著しくダウンしてしまい、健常者の子供達との間に
差ができてしまったこと。
長らく集団生活から遠のいていたため精神的な幼さが
友人たちに比べてまだ幼稚園の時の名残りがあること・・・
など・・・です。
体力、筋力、精神の発育は時間をかけて追いつけると思います。
とにかく自信を持たせること。
大きな障害をいくつも乗り越えてきた息子なら今の時点での
ギャップなど小さなことだと理解させていきたい。
ただし、免疫抑制剤は一生飲み続けなければなりません。
「このお薬は新しいおムネとずーと、仲良くしていくためのとても
大事なお薬なんだよ。」と言い聞かせて彼も納得しています。
さて、明日は利府町長と約束していた始球式の日です。
募金活動をしている時に「元気になったら利府町のグラウンドで
始球式をしよう!」というお言葉を頂戴していました。
ちょうど1年前のこと。
ついにその日が来るのかと思うと感慨深い。
そんな訳でニューヨークでの苦労やここ2ヶ月の息子の
姿を思い出しながら、明日の御礼のご挨拶のシュミュレーションを
しています。
持ち時間はおおそ1分。感謝の気持ちを述べるには短いですな。
少しオーバーしてもきちんと県民、町民の皆様に御礼を申し上げたいと
思います。
由宇人もちゃんとボール投げられるかな?
練習は何回かしたけれど、まずまず真っ直ぐ投げられてたから
後は大勢の観衆の前で恥ずかしくなってモジモジ病が出ないことを
祈るばかりですな。
もしグダグダになってしまって「お父さん!代わりに投げてください!」
と言われたら、村田兆治のマサカリ投法か野茂のトルネード投法で
ストライク狙いにいきます。
明日天気になっておくれ。