今春、子どもが無事に就学しました。
うちの娘
一歳半のときから保育園に通っていますが
その当時、なかなか寝返りもハイハイもしませんでした。
首が座るのも遅かった。
体格は産まれた時からよかったのですが、
運動面の成長が遅かったのです。
まぁ、のんびりしているんだろう。それも個性。
と、あまりあせってはいませんでしたが
同じ時期の子ども達は、ハイハイを積極的にはじめ
そして、背筋力も首の力もしっかりつけ
伝い歩きをして、歩き回って、と段階を踏んでいく中
いつも
ゴロンと横になっているか、座ったままのんびりしている娘。
椅子に座る事はできても
姿勢は悪く(ハイハイしてないので、背中の力がない)
ちょっと猫背気味。
地面に座って、そのまま足と手をうまく使って、
イザリ這いを覚えてしまい
それからは、移動できる手段を確立してしまったので、
どんなに親がハイハイの真似をして促しても、しらんぷり。
当時のかかりつけの小児科からは、
「もう少し様子をみて、歩かないようだったら、
専門的な機関を紹介します」
と言われていました。
そんな頃入園し、これもご縁だと思うのですが
たまたま子どもの発育にとても詳しく
ゆいに、毎日丹念なマッサージと
身体の手足、筋肉の使い方を、リハビリのように繰り返し
動かしてくれました。
ゆっくりながらも、徐々に筋力も上がってきて、
歩いたり、走ったりもできるようになってきました。
本当にありがたい限りです。
ところで、私の中には
「子どもが小さいうちは、
出来るだけ母親がそばにいてあげないといけない」
という思いが強くありました。
せめて3歳頃までは、ずっと一緒に生活を共にして
たくさんスキンシップして母子で過ごそう、と思っていました。
たまたま仕事を始めるようになったのですが
恐らく、あのまま子どもと二人っきりで生活を続けていたら
壊れていたのかもしれないと思ったことも本当のこと。
一歳半で預けるようになったことで
預けないとやっていけなかった自分の精神状態に対して敗北感と
子どもに対する罪悪感がとてもありました。
敗北感、そして罪悪感。
妊娠・出産、そして子育てという過程の中
思いもよらず自分自身と向き合うという事を余技なくされた