保育士資格を取得すると、保育園や認定こども園だけでなく、「乳児院」という施設でも働くことができます。
この記事では、「乳児院ってどんな施設?」「保育士としてどんな仕事をするの?」「保育園との違いは?」といった疑問を持っている方に向けて、
乳児院の概要や保育士の仕事内容、働くメリットについてわかりやすく解説します。
保育士資格の取得を目指している方は、ヨコセンホームページで学ぶことも検討してみてください!
乳児院とは?どんな施設?
乳児院は、保護者のさまざまな事情(病気、育児放棄、経済的困難など)により、家庭で育てることが難しい0歳~2歳前後の乳幼児を保護し、養育する施設です。
1947年に児童福祉法の制定により設置され、当初は戦災孤児や感染症からの保護が目的でしたが、現在では虐待、経済的困難、家庭崩壊など多様な理由に対応しています。
子どもは一時的に乳児院に保護されたのち、親元へ戻るケースや、里親・児童養護施設へと移るケースもあります。
乳児院の役割とは?
乳児院は単なる「預かり施設」ではなく、子どもとその家族に対してさまざまな支援を行っています。
1. 保護と養育
保育士が中心となって、子ども一人ひとりの発達や心身のケアを行い、健やかな成長をサポートします。
虐待や緊急時には一時保護の役割もあります。
2. 家族への支援
家庭に戻れるように、保護者や里親への育児支援・アドバイスを行います。
再統合後のサポートも含まれます。
3. 入所前・退所後の支援
子どもが入所する前からの関係づくりや、退所後の新しい生活に向けたサポートも乳児院の重要な役割です。
4. 専門的なケア
医師、看護師、心理士などと連携し、障害やトラウマを持つ子どもに対して医療的・心理的なケアも行います。
保育士が乳児院で行う主な仕事内容
1. 日常生活のサポート
授乳、オムツ替え、睡眠や遊びのサポートなど、基本的な生活支援を行います。
保育園との大きな違いは24時間体制であることです。
2. 保護者・里親との連携
子どもが安心して家庭に戻れるように、保護者との面会サポートやアドバイスも保育士の重要な仕事です。
3. アフターケア・親子関係の支援
退所後も継続して家庭が安定するよう、親子関係を見守り支援する役割も求められます。
保育士が乳児院で働くメリット
1. 社会的意義・やりがいが大きい
さまざまな事情を抱える子どもを支え、家庭に戻る過程をサポートできるのは、大きなやりがいにつながります。
2. 待遇が安定している
乳児院の多くは公的機関により運営されており、保育園よりも給与が高めで、家賃補助や賞与、休日の多さなど、待遇面でのメリットがあります。
乳児院で働くために必要な資格・資質
基本的には「保育士資格」が必要です。
加えて、子どもたちと長期的に深い関係を築ける思いやりと忍耐力、さらに24時間体制のシフト勤務に対応できる体力と精神力も大切です。
保育士資格の取得なら「横浜高等教育専門学校(ヨコセン)」
乳児院などの福祉施設でも活躍できる保育士になるためには、しっかりとした知識と実践力が求められます。
横浜高等教育専門学校(ヨコセン)では、保育士資格だけでなく、教員免許も取得可能。現場に強い実践教育を大切にしています。
保育士や幼稚園教諭、小学校教諭を目指すなら、まずはヨコセンをチェック!
まとめ
保育士資格を持っていれば、乳児院という福祉の最前線でも活躍できます。
乳児院での仕事は責任も大きいですが、その分やりがいも深く、子どもの未来を支える重要な役割です。
乳児院で働くというキャリアも、保育士を目指すあなたにとって素晴らしい選択肢のひとつです。
ぜひヨコセンで保育士としての一歩を踏み出してみてください。