先日30年前の日本製フジローヤルの鉄製手廻し焙煎機(未使用品)を購入しました。
この焙煎機を使用してコーヒーの自家焙煎にするにあたり、
・竹籠(500円)
・竹と和紙でできたうちわ丸亀産(900円)
・漏斗(じょうご)ユニオン珈琲焙煎機用(2240円)
・じょうごと焙煎機を繋ぐパイプ(3850円)
・耐熱テープ(180円)
以上を購入。
※竹のサンプルスプーン代理250円は長さが足りず落第
コーヒーロースター用のパイプ付きじょうごは30,000〜50,000円ほどするようで、
河童橋のユニオンでも既製品は27,000円ほどのようでした。
それなら、手作りした方が早いし安いよねってことで
河童橋に行った翌日、ホームセンターに探しに出掛けました。
主人、1時間以上金物コーナーなどなどを探しますが見つからず![]()
排水管パイプは太いし、曲がっていても長さが短かったり、直径が合わなかったり。
お店の人に聞いても、「パイプの加工はウチではちょっと・・」と言われたものの、
該当するものがないか、一緒に探してくれました。が、なかなかないです。
わたしも一緒に探したり、たまにペットコーナーに癒されに行ったり、
そのうち、ふと、宝物を探し当てたかのように、見つけました![]()
直径もピッタリ、長さもピッタリ。
「すごいね、これ、どこに売ってたの?
」
「トイレの配管コーナーだよ
」
「・・・(え、トイレ・・?)
」
店員さんに確認すると、鉄製ではないけれど、素材は恐らく真鍮(しんちゅう)だろうとのこと。
熱をかける部分ではないので、これで問題ないようです。
長さ調整が必要になるかもしれないので、念の為パイプカッターも購入し
早速家に帰って、加工しました。
じょうごの先端を耐熱テープで止めて
排水管を装着。パイプカットも要らず、長さもちょうど良いです。
このくらいの長さがある方が、珈琲豆が一気に落ちて使いやすいと使用後談。
パイプカッターは未使用返品となりました。
竹かごは、竹の網目が密着していたので、チャフを落とすために筋を切り加工しました。
竹の筋を移動させれば穴の大きさが調整できるため、これはナイスアイディアです![]()
(河童橋の竹細工店の店主からも「切るって発想なかったよ」と褒められてました)
準備も整って、いよいよ鉄の焙煎機、始動です![]()
キッチンのガスコンロの上に焙煎機をセットして
火をMaxにして、まずは鉄を温めます。
鉄が温まったら、手作り焙煎機用じょうごで珈琲豆を投入し
しばらく回します。
サンプルスプーン(焙煎機の中の豆をチェックする専用のスプーン)で
焙煎度合いをチェックしながら、豆と真剣に対話しています。
1ハゼがきて、いまだ!と思うタイミングでざるにあげます。
ざるを揺らし、チャフや小さい豆を落とし、うちわで急速に冷やします。
出来上がり![]()
早速、前日に買ったオリガミドリッパーで淹れてみます。
オリガミドリッパーデビューは初焙煎の豆で![]()
ドリッパーの土台は桜の木だそうです。素敵な色合い。
初焙煎のコーヒーのお味は・・
・抽出の際、ゆっくり淹れてしまったのが原因か、
・中煎りまで少し濃く焙煎してしまったのが原因かは定かではありませんが、
苦かったので、バイパスして薄めて飲みました。
最初だったので、テスト感覚で、グァテマラのコモディティ珈琲豆を使用しました。
(一応珈琲豆屋さんで購入したものですがスペシャルティコーヒーではありません)
キッチンコンロで鉄の手廻し焙煎機を使った際のデメリットもありました。
・火が一定の温度になると弱火になる
・五徳(ガス台の鍋を置く鉄の足)の上に置くとズレる
この問題点を軽減するために、2回目は卓上コンロ「達人」を使いました。
動かないし、火も弱くならない。
ストレスなく、不安なく、安定してできたこともあり、
1回目より浅煎りにムラもなく綺麗に仕上げることができました。
2回目の豆はコロンビアのコモディティ珈琲豆です。
果実感あり美味しいけれど、この豆はもう少し深く焙煎しても酸味を抑えられて甘くなるかも🫘
自宅での鉄の手廻し焙煎機デビューは大成功に終わりました![]()
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主人のロースター(焙煎師)としての1ページが笑顔と共に刻まれました。
焙煎ノートも1冊終わり、鉄の焙煎機バージョンの新しいノートを作りました。
ハンドロースターから手廻し手動焙煎機へ少しずつアップグレードした進化の過程を綴っています。
色々試行錯誤して、豆ごとの特徴も吟味しながら、
これからも豆と向き合い、美味しいコーヒーを焙煎、抽出していきたいと思います![]()
焙煎機はこじんまりしていますので、普段はインテリア感覚でリビングに置いています。
主人は会社から帰ったら焙煎機をくるくる回して1日の疲れをひっそりと癒しているようです![]()














