武蔵御嶽神社のおいぬさま 12年に一度の祭典 | つばき

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武蔵御嶽神社では12年に一度の「おいぬさま」式年祭が執り行われています神社

 


大口真神(おおくちのまがみ、オオカミの神様)の御神体のご開帳で

毎日朝7時、11時、13時、15時の1日4回、事前に2000円御奉納すると

毎日祭に参加でき拝殿に登壇し、御神体を拝むことができますにゃー

 

大口真神はヤマトタケルが山で道に迷った時に道案内してくれた

日本オオカミを神格化した存在で、三峰神社の御眷属様としても有名です。

 

私たちが行ったのは5月13日土曜日、天気、曇り時々雨くもり雨

御岳山山頂(標高929m)の武蔵御嶽神社を目指しますランニング

 

滝本駅からケーブルカーで御岳駅へバス

ケーブルカーを降りた広場では藤の花が満開でした。山の上なので季節が遅いです。

 


少し霧がかった幻想的な道を歩き、武蔵御嶽神社を目指します。

結構な坂道と階段330段ですので、歩きやすい靴を強くお勧めします。

 




三峰神社では「晴れの日より、霧がかかった時にオオカミは現れやすい」と言います。

武蔵御嶽神社も同じ。神聖なものほど、一見分かりづらい環境に有るものです。

 

毎日祭の参拝料金の中には、博物館の拝観券も付いています。

日本に点在する狼信仰の護符や畠山重忠の展示品がありました。

 

武蔵御嶽神社本殿の裏側にある大口真神社、今、御神体は本殿にございます。


左右におおかみの狛犬が。狛狼というのでしょうか。



毎日祭の待ち時間、社務所にてお琴の生演奏がありました。

野点もしていて、所作が美しかったです。和の世界観を味わえました。

 


式年祭では、

開扉、閉扉と言って、式典ごとにおいぬさまの扉を開閉するのですが、

神職さんが「ぅおーーーーーーーーーーーー」とオオカミの声のような低い声を発しながら開閉します。

拝殿に、声が、共鳴します。

 

ご開帳のおいぬさまは拝殿奥の本殿にいらっしゃり、一瞬だけ拝むことができます。

 

一目見たときの、圧倒的な存在感、威圧感、神々しさ、身が引き締まる思いです。

お会いできて、よかったです。

 

 

帰り道に宿坊の「山香荘」に立ち寄りました。

 

こちらは民芸の宿と言われていて、アンティークな雰囲気の喫茶店があります。



感動したのは、映画「オオカミの護符」でも登場した

 


居間の龍です。



パッと見は排水口のダクトのように見えますが、

先端には竜の顔があります。龍神さまなのでしょうか。

 

日帰り温泉「雲海の湯」(タオル付き600円)に入浴しました。

窓いっぱいの新緑を独り占めです!

入浴中に、いぬだかオオカミだかの声がどこからともなく聞こえました。

そこにいらっしゃるのね、護ってくれてありがとう。

 



超微細気泡沫は通常のお風呂より温熱効果が高いので短時間入浴を心がけてください

 



とのこと、雨の中、冷えた体が芯から温まりました。気持ちよかったです♨️

 

こちらの宿は、小説家 浅田次郎の祖母の実家で

浅田次郎もこの宿で執筆活動をしたこともあったのだとか。

 

御岳の宿坊はそれぞれ色々な個性があり、一度ゆっくり泊まってみたいものです。

 

 

 

おいぬさま式年祭は5月21日(日)まで。

 

気になる方は、是非お出掛けくださいオッドアイ猫

 

 

映画「もののけ姫」の白い狼、モロの君は大口真神がモデルとなっているそうです。