https://ameblo.jp/yokoponopono0713/entry-12561279383.htmlの続きです
次男の中学校時代を振り返ると
忘れ難い強烈なエピソードが2つある
1つは野球の事
地元の軟式野球チームに所属し、監督やコーチ、チームメイトにも恵まれて、野球好きがどんどん高まっている時期だった
だが残念な事に、負ける試合も多くて
それはこのチームの「優しさゆえに遠慮がちなお上品な野球をしてしまう」せいだったんだけど
ある大事な公式戦で負けてしまい
トーナメントに勝ち進めなかったという試合があった
次男がその時どんなプレーをしたのか記憶は無いのだが(そもそもスタメンじゃなかったような気もするんだが)激しく落ち込んでしまった
落ち込み過ぎて翌日は布団から出られず、一日中電気もつけず文字通り「こもって」しまった
言葉少なに彼が言うには「負けても笑ってるみんなが嫌いだ」「みんなは自分と同じようには野球が好きな訳じゃなかったんだ」「もう何もしたくない」と
食事もとらず携帯もオフにしてしまい
誰とも接触しない状態がまる2日ほど続いた
たった2日と言うなかれ
それまでの次男は、毎日寝ても覚めても携帯を握りしめ、大好きなチームメイトと蜜月を過ごしていたのだ
急に音信不通になった次男を皆心配していた
もちろん私もだった
そんな次男を見たのは生まれて以来初めてだったから
それでもどうにか立て直し、野球を辞める事もなく
少しずつ元気になって無事に卒団出来た
もう1つは受験勉強の事
中学2年までは通っていた英語の塾のおかげで
男の子が躓きがちな英語苦手意識とも無縁で
成績全体もさほど悪くなく、このまま勉強していれば中堅どころの公立高校に受かるでしょうと言われていた
塾行っておいて良かったなーなんて安心していた私は甘かった
「高校に行ったら野球しかやらない」というワケのわからん宣言をし
高校で勉強を頑張るつもりはないから勉強は(今から)やらない、やる意味がない と独自の意見を貫き
1番大事な時期に塾も辞めてしまった
普通そこから塾に力を入れる時期なのに
コイツは辞めてしまったのだ
当然成績はダダ下がる
皆と真逆の行動を取ったおかげで偏差値の下がり方もエグかったw
野球が出来る公立高校ならどこでもいいと言い放ち、元々の成績を保っていたら行ける高校のランクを2つも落として
しかも「私立には行くつもりは無いから滑り止めを受験する意味もない」とこれまた独自の意見をぶっ放し
受験勉強は全くしない 滑り止めも受けないという
多分相当珍しい受験生だったと思う
赤ん坊の時から 幼児の時からずっとそうだった
絶対に自分の思うようにしかやらないし
誰の言う事も聞かないのだ
自分の意見を他に押し付けたりしないし
愚痴を言う事も無い代わりに
自分がこうと決めたら誰にも何も変えさせない
(余談だが、高校生の時、大きな手術を受ける前日に「浣腸」はどうしてもやりたくないと激しく抵抗し、看護師にも医師にも抗議し、ついに浣腸は放免され内服の下剤のみで手術に挑んだというエピソードを思い出してしまったw納得しない事はやらない主義過ぎるw)
先生に呆れられながら、本当に勉強しないまま受験を迎え、強気が功を奏したのか合格
高校生になる事が出来たのだった
