かなり久々になってしまいました。
2018年度はなんだかんだで走りづめの生活だったなという印象です。
出講している塾・予備校の関係上、
そして2020年から変わる入試システムの関係上、
いろんな配置換えとも呼べることが多くあった1年でした。
その結果、
東大系・京大系・国公立医学部系をすべて同時に走り、
さらには、標準レベルのものも同時に走るという
なんともしんどい1年となりました。
ひとまず何事もなく1年を乗り切れたことに感謝しながら、
また新たな年に向けて頑張っていく所存です。
さて、そんな中、受験生の中には
残念ながら浪人するという結論に至った人も多数いると思います。
また、
新たに高3生としてセンター試験最後の年に立ち向かう人、
さらには新高2生として、新しい試験の1年目という
なんとも先の見えない世界に立ち向かおうとしている人、
様々な人たちがいると思います。
そんな中に、
実際に僕がクラスを担当することになる人もいると考えると、
毎年のことながら、どこか不思議な気持ちになります。
もちろん僕が実際に担当する子たちには
精一杯一緒に戦っていきますんで、
この場を借りて、
その際はよろしくってことで頑張っていきましょう。
ただ残念ながら、実際に担当しない子も多くいます。
というか、担当しない子の方が圧倒的に多いです。
そしてその担当しない子たちには非常に多くのレベルの、
そしてパターンの子たちがいるでしょう。
あとは受験を待つだけといった非常にレベルの高い子から、
まだまだこれから勉強しないといけないというレベルの子まで様々です。
今回のこの記事は、後者、すなわち、
これから勉強しないといけない子向けとなります。
英語の勉強をしていく中で、
絶対的に大事なことは多数あります。
『単語』なんていうまでもありません。
そして『英文の構文・構造を正確に取れる力』
もいうまでもありません。
と言いながら、実際には
この力がいかに大事かがわかっていない子が
多いこともわかっています。
ですが、ここではその議論は一旦置いておいて、
『英文の構造を正確に把握する以前の力』
について書いていこうと思います。
世間でよく『文法』なんて言われるやつですね。
この『文法』という言葉を聞いて、
一挙にやる気が失せてしまう子が多数いるのは悲しい限りです。
きっとこれまでの英語学習人生の中で、
文法の重要性に気付く機会に出会ってこなかったのでしょう。
いやそれ以上にマズイなと思うのは、
それだけ勉強してこなかった可能性が非常に高いということです。
英語の勉強をある程度していくと、
いやでも文法を意識しないといけないタイミングに出くわします。
その経験がないとすれば、
それはそこまでに至る勉強ができていないということ。
もしくは、本当は意識しないといけないはずなのに、
目を背けてきたということです。
ただそれをこれから先もずっと続けていくと
確実に英語不得意な状況が続くでしょう。
せっかく年度も変わります。
平成から違う元号へと変わってしまいます。
なんともいいタイミングじゃないですか(あれっ違いますか?)。
しっかり土台から勉強していきましょう!
そこでオススメしたいのが、
最近巷で大人気・大絶賛となっている
『英文法基礎10題ドリル』(駿台文庫)
![]() |
英文法基礎10題ドリル (駿台受験シリーズ)
972円
Amazon |
です。
さらにこの入門編となるものも発売になるとのことなので、
この本でも難しい!無理!ってなった人は、
入門編の方から始めるのもいいかもしれません。
さて話を本題に戻して、
この『英文法基礎10題ドリル』は文字通り、
英文法の基礎力を徹底して強化していくドリルとなります。
採用されているのは整序英作文の形式ですね。
さらにイメージとしては、
ある程度英語の基礎をやったことのある人ならば、
「どんどん丸がついていき、テンションが上がる問題集」
といった感じに出来上がっています。
僕も英語の先生をやっている身なので思うのですが、
こういったレベルの本を作るのは本当に大変なんですよね…。
出来上がった結果だけ見れば簡単そうに見えるのですが、
意外にこういった
「どんどん手を動かし、英文法をもとに英文の語順を徹底意識しながら、
でも丸がどんどんついていくドリル」
ってのは英語ではなかったんですよね。
そんな中、著者である田中健一先生が渾身の一撃とも言える教材を作成されました。
今では中学や高校などで採用されているところも多々あるくらい大人気となっています。
この流れに乗って、英語の基礎から徹底強化をしたい、
でも今まで勉強をサボってたなって人はこの本に取り組んでみてはどうでしょうか?