若いときの勉強にはレバレッジがかかり、年を重ねてからの勉強は即戦力になってくれる | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

「勉強」と一言でいってもいろんなタイプがあると思います。


そこで今回は『若いときの勉強にはレバレッジがかかり、年を重ねてからの勉強は即戦力になってくれる』ということについて書いていこうと思います。



●年齢による勉強のタイプの違いを理解する●
ちょっと前に『年齢を理由に学べる可能性を消すな! 年を重ねていることを味方に付けて学んでいこう』ということについて書いていきました。


それをもう少し掘り下げていきましょう。


普段僕は、高校生から浪人生を中心に担当し授業しています。


もちろん雑学ではなく、受験のための勉強を教えていますから、それほどすぐに習得できるわけではありません。


多岐に渡る知識を身につけなければなりません。


もっと言えば、そういった多岐に渡る知識に関連性を見出し、大きな視点で頭の中を整理しなければなりません。


そして最終的には受験のときに使えるレベルにまで習得できていなければならないわけですね。


そういった意味では、今勉強している1つ1つの事柄が、最終的には大きなレバレッジが効いた状況になるということですね。


これは若い頃の勉強はどんなことでもそうだと思います。


若い頃の勉強は、まだ背景に持っている知識量の少なさなどから、即戦力にはなってくれないかもしれません。


しかし、すぐには効果の出ない勉強も、どんどん先に進めていくことによって、知識が有機的につながっていき、自分自身を大きく前に進める知識へと変わってくると思います。


そのためにはどうしても時間的・精神的な我慢が必要となってきます。


まぁこれがなかなかに難しい要因でもありますね…。


その一方で年をとってから、もっと言えば20代後半以降の年齢になれば、かなりの割合で、学んだ知識は即戦力になってくれると思います。


それは、それまでに得た知識が中学生や高校生とは違って多いというのもあって、今学んでいることに対する意義がすぐに実感できるというのも大きな要因だと思います。


もし年をとってからの勉強にツラさを覚えるようであれば、極端に言えば、即戦力になると思われるものから積極的に学んでいけば良いと思います。


そうすれば、今学んでいることがすぐに使える知識・経験になり、学ぶことに対する意義も感じやすくなってくるように思います。


どうしても「勉強」と言われると、学生時代のような勉強を想定してしまいますよね。


でも、年齢によって勉強の意味というのはずいぶん変わってくるように思います。


今の年齢に応じて、意義のある勉強を重ねていきたいですね!