大学受験 英語勉強法〜センター英文法(2008年度本試②)/解説編〜 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

前回『センター試験』の2008年・本試、その問4~問6の問題を示しましたので、今回はその解説を行っていきますね。

問4.For their safety and the safety of others, drivers must (   ) the traffic rules.
 ① observe     ② overlook
 ③ test       ④ violate


《解説》
動詞と名詞の組み合わせを問う問題。

『規則・ルール』などを表すrule「規則」、law「法」、regulation「規制」、code「規定」などを「守る」としたいとき使える動詞はfollow, observe, obeyなど。よって①observeが正解。

また他の選択肢は、②overlook「~を見落とす、大目に見る、見晴らす」、③test「~を試す」、④violate「~を破る」という意味。

問5.I think he is a very intelligent person, (   ) many people don’t agree with me.
 ① but       ② for
 ③ which      ④ who


《解説》
等位接続詞や関係代名詞に関する構造を問う問題。

今回空所の後ろを見ると、すべての要素が揃っている「完全文」となっている。

ただ③whichや④whoのような関係代名詞の節内は、「不完全文」(=名詞が1つ不足している文)になっている必要あり。よって③・④は×と判断できる。

あとは①but「しかし」と②for「というのは~だからだ」の意味判断。

空所を含めて英文全体の意味をとると、「彼は大変知的な人だと思います(   )多くの人は私に同意しない」となるので、①butが正解。

問6.(   ) his advice, we would never have finished the work on time.
 ① Accepted     ② Excluding
 ③ Not for      ④ Without


《解説》
仮定法関連表現を問う問題。

今回主節を見ると、would ... have finishedと"助動詞の過去形+have done"という形になっているので、『仮定法過去完了』だと判断できる。

であれば、空所を含めた"(   ) his advice"が副詞となり、「~ならば」という意味を作ると判断すれば良い。

よって「彼の忠告(   )、私たちは決してその仕事を時間通りに終わらせなかっただろう」の意味に合い、『仮定法』になるものを選択すると、④Withoutが正解。

②Excludingや③Not forでは文意が通じず×。

①Acceptedを選択すると、受動態の分詞構文となるが、受動態の場合、Oが1つ消えている形となっているはず。しかし、ここではhis adviceというOがあるので×とわかる。