直前期に直接的ニーズに応える個別指導 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

今日から仕事を開始しました。


そこで今回は『直前期に直接的ニーズに応える個別指導』ということについて書いていこうと思います。



●最終的には自力本願になってほしい●
年末の12月31日に仕事納めを迎え、本日1月3日から早速仕事開始となりました。


今年は終了も開始も共に少々早いものとなりましたね…。


まぁこれも仕方ないと言えば仕方ない状況で、普段「私立医学部」を志望とする子がメインの予備校でも授業を担当しているのですが、そういった予備校では直前期になり『個別指導』の需要が拡大していきます。


レギュラーで授業があるときは、『朝9時~夜10時まで仕事+家に帰ってから次の日の仕事の準備や添削』というかなりパンパンな状況で仕事をしているということもあり、個別指導は担当していません。



しかし、この時期になると、冬期講習期間ということもあり、常にパンパンという状況ではなくなってきます。


それに幸か不幸か、今年はずいぶん冬期講習期間が忙しいときと、そうでもないときがキレイに分かれてくれた結果、より効率的に仕事ができる環境となりました。


それに伴って、『直前期の個別指導』にも入れるようになってたわけです。


こんなことを言ったら怒られそうですが、正直、個別指導はお金の面だけで言えば全くもって割りに合っていません。


塾にとっては大きな収入源になるのかもしれませんが、僕たち講師に回ってくる分はしれてるので、なかなかに足下を見られている感じです(笑)


僕は家庭教師などはしませんが、正直言って家庭教師で1対1の契約をした方がどれだけお互い得かと思ってしまうほどです…。


まぁこれは契約上ではなく、道義上やめておくべきかなと思うのでやっていませんが、なかなかに割りは合いません。


愚痴はここまでにしといて…(笑)


さて、こういった『直前期の個別指導』は生徒側からすれば、『最後の頼みの綱』であったり、普段気に入っている講師に、授業よりもさらに直接的に習うことができるという点では大きなメリットがあります。


普段の授業というのは、どうしても『魅せる』という要素も入ってきます。


逆に言えば、「これに触れたら面倒臭いことになるな…」と思えば華麗にスルーし、重要なポイントだけを重点的に扱っていくことになります。


これはこれで講師としては非常に重要な能力となってくるので、否定する気は全くありません。


しかし、個別指導ともなれば、こういった『魅せる』要素はゼロでも全然良いわけですね。


生徒の弱点を指摘し、それを修正していくので、結果的に『魅せる』授業となるかもしれませんが、あくまでそれは結果論です。


普段の授業以上に生徒のニーズに直接的に応えることができます。


ただレギュラーとしてこういったことをしたいとは思っていません。


最終的に入試をクリアーするためには『自力本願』になっていく必要があると思います。


でも、僕が今まで見てきた個別指導を求める子は、「自力本願でべ勉強することができないから、補佐として付いていてほしい」といったタイプが非常に多いのです。


こういったスタンスがずっと続いてしまうと、合格するものも合格していかないと思います。


そういった意味では、年間通して個別指導や家庭教師でベッタリ付いていくというのは、自分の信念とはズレているように思うわけです。


やはり今年も『自力本願に頑張ってくれる生徒を生み出しながら、自分自身では判断ができないような、講師の力がどうしても必要となってくるレベルに関しては添削指導などを行っていく』というスタンスを維持することになりそうです。


その一方で、元日にも書いたように、『普段担当できない子たちで僕の力を必要としている人がいれば、そういった子たちにも貢献できるような環境を作っていく』ということにも注力していきたいと思います。