何をすればいいかわからないなら、とりあえず総ざらいをやり尽くせ! | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

今日はクリスマス・イヴ。楽しく過ごしている人たちも多いんでしょう(遠い目)。すっかり年の瀬も近づいてきました。


そこで今回は『何をすればいいかわからないなら、とりあえず総ざらいをやり尽くせ!』ということについて書いていこうと思います。



●不安だからこそ行動する●
受験生からすれば焦りも生んでいきやすい時期になっています。


何度か書いているように、センター試験も私大入試も近いですから、緊張感も増してくると思います。


もっと言えば、緊張感ばかり増してきて、焦りばかりを覚え、「本当に今すべきことは何なんだろう?」なんて疑問に陥り、不安を抱えがちです。


もちろん直近の模試などで結果が出なかった人は、まだまだ基礎力が足りないということです。


ならば、基本的には『過去問+基礎強化をするための今までやってきた問題集の繰り返し』という組み合わせで良いと思います。


『過去問』は「直近ではもう2度と出ない問題の集まり」です。


それをあえてやるのは「敵(=入試)のレベルを知るため、時間配分を知るため、傾向を知るため」であり、過去問で学力を高めようとするのは、基本的にはちょっとズレていると思います。


中には東大や京大のように、出題形式が特殊で、内容的にも特殊で、過去問が最も役に立つ場合もありますが、そういった大学以外は上記のようなものとなります。


それに対して、そこそこ結果は出てきているのに、停滞している場合。


これは非常に伸ばしてくことが大変です。


例えば、数学や化学、物理のような理系教科であれば苦手分野を徹底強化していく中でレベルアップする可能性も多いにあります。


しかし、そういった明確な弱点がない場合、そういった場合は「本当に自分はケアレスミスという名の注意力散漫状態に陥ってないか」を確認する必要もあります。


また、苦手分野が特に見当たらないのに止まってしまっている場合は、それこそ『総ざらい』をしていく必要があります。


まさに僕たち講師が聞かれて最も返答に困る「何がわからないのかがわからない」という質問と同じですね。


そんな漠然とした状況であれば、『総ざらい』という非常に時間と手間がかかることをやるしかないわけですね。


逆に言えば、まだそういった『総ざらい』という作業をやるだけの時間は十分に残されていると思います。


「何をすべきなのだろう?」と不安を漠然と抱えるくらいなら、いっそのこと、『何でもいいから徹底的にやり尽くす』という手段に訴えたらどうでしょうか?


もちろん無駄も多いでしょう。


でも、そういったことをしなければ次のステップへと登れないレベルにまで来ているんだ、という自信も持って取り組んでほしいですね!


よく生徒に言う言葉を最後に。


「焦っても仕方がない。焦らず急いでやっていこう」