ずっと各分野に分けて英語学習に関する触りを書いてきました。
そこで今回は『中学校時代に戻った気分で英作文を徹底的にアウトプットする』ということについて書いていこうと思います。
●最終的には徹底的なアウトプット●
ここまで『リスニング』『スピーキング』『英文法』『読解』などについて触りを書いてきました。
そこで今回は最後の『英作文』について書いていこうと思います。
不思議なもので、僕たちは「中学→高校→大学/社会人」と進む中で、徐々に勉強のメインが変わってきます。
最初中学校では「ワーク」と言われる「ゴリゴリ演習していく冊子」をこなしていくのにメインがあります。
もちろん英文法を深く理解することも重要ですが、何よりもこの段階では「そもそも英語にはどういった文法があるのか?」を学ぶことが重要です。
そして、そこからさらに深い理解へいこうと思えば、まず実際に使ってみて実感を持つことが重要になってきます。
だからこそ僕たちは「ワーク」で『軽く知った理論を、徹底的にアウトプットして身に付けていく』ことをやっていくわけですね。
そのワークでは一体何をするのか。
もちろん4択問題もありますが、短文の和訳問題や短文の英作文が多いのです。
すなわち英語の初期学習では、ひたすらに英作文を書いていくということを少なからずするわけですね。
そしてこれを過ぎて高校に入ると、今度は深い文法の理解のために、もう少しややこしい文法まで入っていきます。
そして、接続詞や関係詞などが絡んで長くなった英文を正確に読み込んでいく練習をしていきます。
これが前回の『精読』ってやつですね。
実際にはなかなかこの『精読』を正確に教えられる人がいないな~というのが英語を教えている現場の意見です。
意外と単語の意味を言うだけで、語法を言うだけで、あとはなんとなく「これが主語でこれが動詞、そしてこれがここに修飾しているよ」と結果論を押し付けていく授業をよく目にします。
正直、これも精読の完成に無駄に時間がかかってしまう要因ではないかな…とも思ってしまいます。
さて、それはさておき、実は今書いたような「英文法のさらなる深い理解」と「読解」に時間がかなり割かれるようになるのが高校ではないかなと思います。
逆に言えば、『英作文に対する指導がかなり少ない』という印象です。
あえて脱線しますね。
よく生徒からも聞かれます。「灘高って先生もスゴイんでしょ?」と。
まぁこれには賛否両論あるでしょうが、僕が習った先生に関して言えば、そこらへんの高校と変わらない、いやそれ以上に酷い先生たちでした。
もちろん興味の持てる先生もいましたが、そうではない先生がほとんどでした。
実際、ほとんどの同級生が『学校の授業をテキトーに扱い、いかに塾の勉強をちゃんとやるか』に賭けていましたね。
きっとこれは今でもあまり変わらないんだろうな~と思います。
決して勘違いしてはいけません。
灘高は生徒のポテンシャルが抜群だから素晴らしい学校なんです。先生が一流だとは言えません。
さて本論に戻ります。
そんな中で、僕は高1生のときに英作文担当の先生に聞いたことがあります。
「英作文を強化したいんですけど、どういったことをすればいいですか?」と。
そしたら返ってきた返答が「教科書の問題があるやろ?それをひたすら書いていき。そしたら徐々に正しい英文が書けるようになるから」と。
ちなみにここで言う教科書の問題には解答がありません。
つまり日本文を見て、それをただひたすらに書き続けるだけでなんとビックリ正しい英文が書けるようになるのです。
「なわけないだろ」というのがその当時のツッコミでした…。
でも、こういった授業は多いんですよね。
単に生徒に答案を書かせて前でそれを添削し説明する。それで授業として成立させている。
こんな授業は山のようにあります。
正直言ってこんなんで身に付いたら苦労しませんよね…。
だから、中学までにあれほどひたすら英作文をし続けた経験がウソかのごとく、英文を書けなくなるのです。
そして恐ろしいほど英作文能力が伸びないか、退化していくわけです。
これは大学に入っても社会人になってもあまり状況は改善しません。
読むことはすれど、書くことは非常に少ない。
そして書くこと以上に、自分が書いたその答案を見てもらい、誰かに添削されることで正していくことはもっと少ないわけです。
こんなんじゃ、そりゃ書けるようにならないですよね。
そこで『英作文』の勉強をするには複数ステップが必要となってきます。
まず1つに、『正しく書けて、使える単語数を増やすこと』です。
あまりに少ない単語しか書けない場合は、非常にツラい思いをするのは自明ですね。
次に、『基礎的な文法に忠実に従って書けるようにしていく』こと。
これには、受験参考書で言うならば、『英作文ハイパートレーニング』のような、「例文解説+演習」で基礎的なものをバリバリ書いていくことをオススメします。


そして次に、『ひたすらにアウトプットとして演習を積む』こと。
これには人によって様々なレベルがあると思います。
受験で言うならば、私大でも出るくらいの短文英作文なのか、京大のようなガッツリ英作文かで、やるレベルは変わってきますね。
もちろん社会人になっても、自分の専門分野を鍛えるのか、「英会話」へとつなげるために演習していくのかでずいぶん違います。
正直後者であれば、先に挙げた基礎的な文法の習得も兼ねて、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』なんかをやっても良いでしょうね。


もうここまで来たらやることは1つです。
『とにかく徹底的にアウトプットする』ことです。
まるで中学校のワークをやったときに戻るかのごとく徹底的にアウトプットしていきます。
それによって自分が間違いやすいスペルだったり、文法だったり、思考法だったりがはっきりしていきます。
それがわかってくれば、それをしっかりメモに残し、次にミスらないように意識化していくことが重要になってきます。
もうここまでくれば大丈夫です。
やる作業がルーティン化されて、どんどんレベルアップしていけるはずですね!
そこで今回は『中学校時代に戻った気分で英作文を徹底的にアウトプットする』ということについて書いていこうと思います。
●最終的には徹底的なアウトプット●
ここまで『リスニング』『スピーキング』『英文法』『読解』などについて触りを書いてきました。
そこで今回は最後の『英作文』について書いていこうと思います。
不思議なもので、僕たちは「中学→高校→大学/社会人」と進む中で、徐々に勉強のメインが変わってきます。
最初中学校では「ワーク」と言われる「ゴリゴリ演習していく冊子」をこなしていくのにメインがあります。
もちろん英文法を深く理解することも重要ですが、何よりもこの段階では「そもそも英語にはどういった文法があるのか?」を学ぶことが重要です。
そして、そこからさらに深い理解へいこうと思えば、まず実際に使ってみて実感を持つことが重要になってきます。
だからこそ僕たちは「ワーク」で『軽く知った理論を、徹底的にアウトプットして身に付けていく』ことをやっていくわけですね。
そのワークでは一体何をするのか。
もちろん4択問題もありますが、短文の和訳問題や短文の英作文が多いのです。
すなわち英語の初期学習では、ひたすらに英作文を書いていくということを少なからずするわけですね。
そしてこれを過ぎて高校に入ると、今度は深い文法の理解のために、もう少しややこしい文法まで入っていきます。
そして、接続詞や関係詞などが絡んで長くなった英文を正確に読み込んでいく練習をしていきます。
これが前回の『精読』ってやつですね。
実際にはなかなかこの『精読』を正確に教えられる人がいないな~というのが英語を教えている現場の意見です。
意外と単語の意味を言うだけで、語法を言うだけで、あとはなんとなく「これが主語でこれが動詞、そしてこれがここに修飾しているよ」と結果論を押し付けていく授業をよく目にします。
正直、これも精読の完成に無駄に時間がかかってしまう要因ではないかな…とも思ってしまいます。
さて、それはさておき、実は今書いたような「英文法のさらなる深い理解」と「読解」に時間がかなり割かれるようになるのが高校ではないかなと思います。
逆に言えば、『英作文に対する指導がかなり少ない』という印象です。
あえて脱線しますね。
よく生徒からも聞かれます。「灘高って先生もスゴイんでしょ?」と。
まぁこれには賛否両論あるでしょうが、僕が習った先生に関して言えば、そこらへんの高校と変わらない、いやそれ以上に酷い先生たちでした。
もちろん興味の持てる先生もいましたが、そうではない先生がほとんどでした。
実際、ほとんどの同級生が『学校の授業をテキトーに扱い、いかに塾の勉強をちゃんとやるか』に賭けていましたね。
きっとこれは今でもあまり変わらないんだろうな~と思います。
決して勘違いしてはいけません。
灘高は生徒のポテンシャルが抜群だから素晴らしい学校なんです。先生が一流だとは言えません。
さて本論に戻ります。
そんな中で、僕は高1生のときに英作文担当の先生に聞いたことがあります。
「英作文を強化したいんですけど、どういったことをすればいいですか?」と。
そしたら返ってきた返答が「教科書の問題があるやろ?それをひたすら書いていき。そしたら徐々に正しい英文が書けるようになるから」と。
ちなみにここで言う教科書の問題には解答がありません。
つまり日本文を見て、それをただひたすらに書き続けるだけでなんとビックリ正しい英文が書けるようになるのです。
「なわけないだろ」というのがその当時のツッコミでした…。
でも、こういった授業は多いんですよね。
単に生徒に答案を書かせて前でそれを添削し説明する。それで授業として成立させている。
こんな授業は山のようにあります。
正直言ってこんなんで身に付いたら苦労しませんよね…。
だから、中学までにあれほどひたすら英作文をし続けた経験がウソかのごとく、英文を書けなくなるのです。
そして恐ろしいほど英作文能力が伸びないか、退化していくわけです。
これは大学に入っても社会人になってもあまり状況は改善しません。
読むことはすれど、書くことは非常に少ない。
そして書くこと以上に、自分が書いたその答案を見てもらい、誰かに添削されることで正していくことはもっと少ないわけです。
こんなんじゃ、そりゃ書けるようにならないですよね。
そこで『英作文』の勉強をするには複数ステップが必要となってきます。
まず1つに、『正しく書けて、使える単語数を増やすこと』です。
あまりに少ない単語しか書けない場合は、非常にツラい思いをするのは自明ですね。
次に、『基礎的な文法に忠実に従って書けるようにしていく』こと。
これには、受験参考書で言うならば、『英作文ハイパートレーニング』のような、「例文解説+演習」で基礎的なものをバリバリ書いていくことをオススメします。
そして次に、『ひたすらにアウトプットとして演習を積む』こと。
これには人によって様々なレベルがあると思います。
受験で言うならば、私大でも出るくらいの短文英作文なのか、京大のようなガッツリ英作文かで、やるレベルは変わってきますね。
もちろん社会人になっても、自分の専門分野を鍛えるのか、「英会話」へとつなげるために演習していくのかでずいぶん違います。
正直後者であれば、先に挙げた基礎的な文法の習得も兼ねて、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』なんかをやっても良いでしょうね。
もうここまで来たらやることは1つです。
『とにかく徹底的にアウトプットする』ことです。
まるで中学校のワークをやったときに戻るかのごとく徹底的にアウトプットしていきます。
それによって自分が間違いやすいスペルだったり、文法だったり、思考法だったりがはっきりしていきます。
それがわかってくれば、それをしっかりメモに残し、次にミスらないように意識化していくことが重要になってきます。
もうここまでくれば大丈夫です。
やる作業がルーティン化されて、どんどんレベルアップしていけるはずですね!