大事なものを得るためには何か大事なものを捨てなければならない | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

人間はワガママの塊のような存在だと思います。


そこで今回は『大事なものを得るためには何か大事なものを捨てなければならない』ということについて書いていこうと思います。

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●徹底的に捨てる覚悟●
人間誰しも自分の願望をすべて叶えたいものですよね


僕もそうです。


もっと暇がほしい。世界中の都会を旅行してみたい(都会好きなんで…)。好きな時間に起きて、寝不足とは無縁の生活をしたい。素敵な家庭を持って満喫したい。


…などなど、挙げればキリがないほどいっぱいあります。


ただ悲しいかな、すべてを同時に手に入れることはなかなかできないのです。


もちろんすべてを見事に達成しているような人もいると思います。


そこまで熱心に働かずとも十分暮らしていけるだけの資産を持ちお金を得ている。その結果好きなように人生を歩める。


そんな人だってこの世の中いっぱいいると思います。


ただそんな人も最初からそうなれたわけではないですよね。


もちろん先祖代々受け継いだ財産があるなら話は別かもしれません。


でも、基本的には、今の姿からは想像もできないほど必死に仕事をし、様々なものを犠牲にしながら人生を歩んできたはずです。


その結果として今があるという人がほとんどのはずです。


つまり『大事なものを得るためには何か大事なものを捨てなければならない』ということです。


かく言う僕もいろんなものを捨ててきたように思います。


中高時代、いや大学時代も含めて遊んだ経験なんて非常に少ないですし、当然ながら睡眠時間もかなり削ってきました。


大事だなと思える人と過ごす時間もずいぶん犠牲にしてしまったように思います。


もはや「楽しい」と思う感情すら犠牲にしてきたと言っても過言ではありません。


その結果として僕の場合は、学歴を手に入れたり、仕事における信頼を獲得することができました。


もちろん僕が獲得したものに対して「そんなものを得るのに払った代償が大きすぎるよ」なんて言われるかもしれません。


でもそんなんいいんですよね。


『自分の価値は自分の価値、人の価値は人の価値』です。


自分の価値観に賛同してくれる人もいるでしょうし、見向きもしない人もいるでしょう。


でもそれでいいと思っています。


昔から「万人に好かれたい」なんて微塵も思っていません


むしろ自分から『自分の価値観と合わない、納得できない人なら付き合わない』ということを貫き続けてきました。


『尊敬できる部分がないと思った人とはまともには付き合わない』ということを貫き続けてきました。


もしかしたらその結果失ったものもあるかもしれません。


でもそれでもいいんです。


これが『僕の持っている価値観』だからです。


このようにいろんな面でねじ曲がっているように思える僕ですが、でも先に言った『大事なものを得るためには何か大事なものを捨てなければならない』は真理ではないかなと思っています。


人間はつくづくワガママだなと思います。


でも「何かを徹底的に犠牲にし、ただひたすらに大きなものを得るために奮闘する」、そんな姿が重要だと思います。


僕は受験業界という非常に狭い世界にいますが、これができた子が良い結果を出しているということは言うまでもありません。


ただ注意しなければならないのは『努力したからといって必ずしも報われるわけでははない。でも努力しなければ報われることは絶対にない』ということも真理だということです。


すなわち、徹底的に何を犠牲にし努力し続けたところで、必ずしも得たいものが得られるわけではないということですね。


でもこれはこれでいいんじゃないかなと僕は思っています。


だって「こうやって努力したら失敗するんだな」という経験値が増えますし、「次はこうやってみよう」という新たな発想も浮かんでくると思います。


このような経験が何よりも大きな自分にとっての財産になってくると思います。


今は自戒の念を込めて『大事なものを得るためには何か大事なものを捨てなければならない』という想いを心に刻みたいと思います。