若手講師の知的成長も兼ねて、意見を吸い上げる重要性 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

前回、新人講師でも持ってほしい『自分自身に対する意識』について書いていきました。


そこで今回は『若手講師の知的成長も兼ねて、意見を吸い上げる重要性』について書いていこうと思います。

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●すべては生徒、親、講師自身のために●
前回、新人講師だとしても少しずつ『自分自身に対する意識を持ち、実力を最大限発揮できる環境で働くことが重要』と思っていってほしいという話を書いていきました。


ただその意識をどこまで汲み取れるかというのが、その子たちの先輩には必要となってくるように思います。


僕は先日書いたように社員ではありません。


あくまでプロ講師、非常勤講師の1人として職場に勤めている身です。


でも、新人講師を採用するときなどにはアドバイザーとして入っています。


その関係で新人講師やそれに近い講師たちの意見や話を聞くことはどうしても増えてくるわけです。


まだバイトとして入ったばかりの先生であれば、僕のことを社員だと勘違いしている場合も多いほどです。


ただ若手の意見や話を聞く意図はそれだけではありません。


やはり塾も組織なので、大企業ほどではないにしても、フレキシブルさに欠ける部分はどうしてもあるわけです。


社員の方々は往々にして社長などの上層部の意見の代弁者になっているだけで、自分の意見を通すことができない人が多いのです。


そうすると、そういった社員の人に話しても、結局自分の言いたい本当の想いというのは伝わらないわけです。


実際にバイトの先生と話していると、社員以上にまともなことを言っていることも多いのです。


採用時点から学力面でも人格面でもかなりの絞り込みを行っているので、頭のキレが良い子も多いですからね。


そこで、そういった若手の先生がジレンマに陥ってしまわないためにも、社員ではないという同じ立場ながら、『その子たちよりも長年やっている先輩として意見を聞く役』を僕がしていくわけです。


こうすることによって、社員には言いにくいことでも僕には言えるという環境を作っていっています。


そしてその若手の先生たちが不快感を覚えないような職場作りを手伝えたらと思い、行動しています。


ただ実際にはやはり社員の壁が大きく達成できないことも多いのが難しいところですね…。


とはいえ、こうやって僕が聞き役になることによって、その若手の先生たちにもアドバイスとしてフィードバックすることはできます。


そしてその話し合いの中でその子も少しずつ思考力を高めていくこともでき、それがトータルとしての実力アップにつながることもあると思っています。


さらに僕は僕でその子たちの願望や想いを実現すべく社員と戦っていきます。


もちろんすべてではないにしても、願望を叶えることができることも多々あるので、これは継続していきたいと思いますね。


正直僕は塾の繁栄を望んでこのような行動をしているわけではありません。


すべては若手の先生に習う生徒やその親御さんにとって大きなメリットが得られるようにするため、そしてその若手の先生自身には将来につながる本当の意味での実力を身に付けてもらうためにしています。


それゆえ、塾の人にとっては少々煙たいときもあるかと思いますが、この信念は貫いて頑張っていきたいですね!