正確に単語を使えるようになり、正しい英文法で英作文する | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

これまで「英文法」「英文解釈」「長文読解」の基礎部分の勉強姿勢を書いてきました。


ただまだ他にも分野がありますよね。それは「英作文」です。


そこで今回は、『正確に単語を使えるようになり、正しい英文法で英作文する』ことについて書いていこうと思います。

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●まずは正しい英文法を使えるようになる●
英作文に関しては主に国公立大志望者が関係すると思います。


私立の中にも英作文を課してくるところはありますが、多くは整序英作文(並び替え英作文)と呼ばれるものであり、和文英訳ではないことも多いと思います。


ではこの「英作文」を鍛えていくためには一体何が必要となるのでしょうか?


以前何冊かの参考書のレビューを書いたときにも書いたのですが、英作文を鍛えるためには以下の要素が必要となります。


①『単語のつづりを正しく書けるのか』
②『単語の正しい語法(使い方)を知っているのか』
③『頻出の構文を知っており、正しく使えるのか』
④『使えるべき英文法を正しく理解し、運用できるのか』
⑤『必須とも言えるフレーズ表現を覚えているのか』
⑥『直訳では厳しいものを和文和訳し書く技術を持っているのか』

といった要素です。


「英作文ができない」と思っている人は、上記のどこに弱点があるからできないのかを正しく認識する必要があります。


すでに②や③あたりから怪しい人も多いと思います。


普段単語帳を見る中で、「単語を見て意味を見て終了」という負のルーティーンしかしていない人は、なかなか語法まで気がいっていないと思います。


そうであれば、まさに今日からでもいいので、単語帳に載っている語法をしっかり見ていくようにしましょう。


そして④も重要です。


英作文の答案を書いて読んでもらうのに、文法ミスをしすぎていると、もはや読めない英文になってしまいます。


「ニュアンスが違う」なんていう細かなことのはるか前に、まずは採点官がまずは「読める」英文を構成していく必要があります


ここらへんが怪しい人は『英作文ハイパートレーニング 和文英訳編』(桐原書店)などで構わないので、まずはザッと文法を見直していく必要があると思います。


まだまだ⑤や⑥に関してなど様々ありますが、ひとまず今回はここまでにしときますね。