厳しき現実でも生徒の相談に真摯に向き合う | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

再受験生として私立医学部を志望とする子の相談を受けてきました。


そこで今回は『厳しき現実でも生徒の相談に真摯に向き合う』ことについて書いていこうと思います。

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●真剣な想いに真剣に答える●
僕が担当するクラスの中に、国公立医学部志望者と私立医学部志望者が混じったクラスがあります。


正直国公立医学部を1年で目指すのは難しい子たちも多いクラスで、私立医学部志望者はそこまでいないという構成になっています。


最近は私立医学部もずいぶん難しくなりましたね。


僕自身、近畿圏で教えているので、大阪医科大や関西医科大、近畿大、兵庫医科大といったあたりを志望とする私立医学部志望者もいます。


ただ、この近畿圏の4大は近年、年々と言えるほどレベルが上がっています。


正確には大阪医科大は変化していませんが、他が猛烈な勢いでレベルアップしているといったところでしょうか。


例えば、河合塾の全統模試などで言うと、偏差値にして70ほどなければ、最終合格までは安定的にいかない子たちが非常に多くなっています


ただ、このような現実を正しく認識している私立医学部志望者が非常に少ないのも現実です。


どこかで「国公立医学部よりも私立医学部の方が圧倒的に入りやすい」と思ってしまっている気がします。


むしろ、最近では「地方国公立医学部よりも近畿圏私立医学部の方が難しい」ということが言える大学もあるほどだと思います。


そんな中、今日は再受験で私立医学部に合格したいと思っている浪人生の相談を受けてきました。


昔はそこそこの偏差値まで上がったらしいのですが、受験から離れて久しいようで、今では見る影もないほどのレベルにまで落ちてしまっています。


このような子に対しても僕は決して理想論を語ることはしません。


もちろん、「これをしっかりやってけば絶対1年で受かるよ!」と言ってあげたいです。


でも実際にはそうは言えません。


現実的に「今のレベルからしたら2年かけて合格しても奇跡だよ」という話をしました。


もちろん本人にとっては悲しき現実でしょう。


でも、覚悟を決めて勉強している雰囲気の子だったので、正直なところを話してぶつかってみました。


実際その後も、もうすぐ始まる夏期講習期間中にすべきことや意識すべきことなどを淡々と話していき、しっかり内容を理解してくれたようです。


医学部のレベルが高い今の時代、適当に耳障りの良い話だけをして、結果的に合格しないという最悪の結果に終わるくらいなら、少々僕が悪者になってでも、現実をしっかり認識してもらった方がいいと思いますね。


きっとこれからも生徒の相談が続々と来るでしょう。


もちろん生徒の性格も冷静に判断し、考慮に入れていきますが、最終的には現実をしっかりと受け入れてもらえるよう、真摯に向き合っていきたいですね!